ここには、ドラゴンランスシリーズのうち『戦記』と『伝説』に名前入りで登場した人物を中心に五十音順に解説しています。名前の後ろのカッコ内には登場した本を略号で示しています。ときどき微妙に追加されたり、修正されたりしてます。英雄伝やセカンドジェネレーション、サマーフレイムその他の登場人物は「おまけ」のコーナーで解説してます。
ここの記述の内容は、筆者の独断と偏見に基づいた部分が多々あります。よってごひいきのキャラクターによっては、気分を害される部分があるかもしれません。また、本のテキストの解釈によっては別の見解を導きだした方もいるとは思いますが、これについては別に表記させておきます。また、戦記・伝説と英雄伝との間には多少の矛盾が存在します。このことから戦記・伝説など(ワイス&ヒックマン作のもの)を聖典とみなす考えが多いようですが、基本的にそれぞれの解釈のそれぞれのドラゴンランスがあってよいのではと思います。これは作者本人も言っているそうです。英語版原典については、WATOKU氏のホームページ等を参考にして下さい。
アイアンハンド(L4)
山ドワーフの将軍。ドワーフゲイト戦争のときにパックス・タルカスを守っていたが、キャラモンの軍勢の侵攻とデュワーの裏切りを見て撤退の命令を下した。
赤ミノタウロス(L2)
イスタルの闘技場の戦士。毒の付いたトライデントを使ってオニギオン所有の新人戦士を殺し、さらにフェラーガスも殺すが、その過大な自信とプライドゆえにキャラモンに倒される。
アスティヌス「Astinus」(C5〜L6)
パランサスの図書館の館主。世界の始まりから終わりまでを記録するという謎の人物。居ながらにして世界の全ての出来事を知り、記録しているようだ。しかし、どうやら先読みしているらしく、言葉を呟いただけでは事件はまだ起きておらず、それが歴史書に記されて初めて事実となるようである。感情を表に出すことはめったにないということだが、レイストリンに馬鹿にされて逆上したりするところをみるとそれほどでもないようだ。また常に記録をつけている割りにはけっこう外出している。また、過去にフィスタンダンティラス(レイストリン)と取り引きして球を手に入れているところからも俗物性があるようだ。これで本当にギレアンのアバター(化身)なんだろうか。
能力値はSTR:12 INT:21 WIS:19 DEX:17 CON:15 CHR:17
アポレッタ「Apoletta」(C5)
シーエルフ。人間の赤ローブウィザードのゼビュラに姿を見られ、一目惚れされてその妻になる。大渦巻きに呑み込まれたタニスたちを助ける。タニスからドラゴンの復活の話を聞き、彼らをカラマンへ送り届ける。このとき、記憶を消す操作をしたようだが、あまり効果はなかったようだ。
能力値はSTR:13 INT:15 WIS:11 DEX:16 CON:12 CHR:15
アモサス「Amothus」(C5,L5)
パランサスの太守。教養もあるし善人なのだが、こと戦争に関してはまったくの素人なので、いつもおろおろするだけで何もしていない。
能力値はSTR:11 INT:14 WIS:12 DEX:16 CON:11 CHR:15(でも能力的には高いけど…)
アラック・ロックブレイカー「Arack」(L2)
イスタル唯一のドワーフで闘技場の親分でもある。また、キャラモンの贅肉をすべて抜き取ってしまった名トレーナーでもある。偽善の街イスタルでしたたかに生きる悪党。最後の闘技会で相棒のラアグを殺され、その復讐にキイリを殺すが、自分も柱に投げ付けられて死亡。
能力値はSTR:18/53 INT:13 WIS:9 DEX:15 CON:14 CHR:8
アラバカス(L2)
イスタルの僧侶。デヌビスの弁から想像するに、かつては有能な僧侶であったが年には勝てず、すっかりボケてしまっているらしい。
アラン・トールボウ「Aaron Tallbow」(C3)
ソラムニアの騎士。氷壁であっさり戦死した。フェアル=サスの炎の呪文で倒されたとも、あるいはサノイとの戦いで戦死したともいわれている。
能力値はSTR:15 INT:14 WIS:10 DEX:18 CON:12 CHR:16
アリアカス「Ariakus」(C5〜6)
ドラゴン卿の最高位。戦士であり魔法使いでもある。ドラゴン軍の緒戦の勝利は彼の有能さの証明でもある。しかし、キティアラの陰謀によってタニスに殺される。その結果として、当然のことながらドラゴン軍は崩壊してしまう。彼の誤算はキティアラを生かしておいたことである。キティアラの色香に迷わなかった唯一の男だったのに・・・惜しい。
アルガト(L4)
デュワーの長。レイストリンにいいように操られて、裏切りを繰り返す。レイストリンの命令でキャラモンを殺そうとするがタッスルに刺し殺される。
アルハナ・スターブリーズ「Alhana Starbreeze」(C3〜)
シルバネスティの王女。タルシスに護衛の戦士を依頼に来たが、ドラゴン軍に怯えるタルシス太守に拒否される。その後独自に護衛を捜そうとして捕えられた所をスタームに助けられる。そのとき思わずスタームにスタージュエルを渡してしまう。しかし、その後二人は再び会うことはなかった。シルバネスティでスタームの死を知った後、彼女はシルバ=モリに戻り、民をまとめるためにギルサナスの兄、ポルシオスと結婚する。しかし、彼女の心はスタームと共にシルバネスティの地に埋まってしまっていた。
能力値はSTR:9 INT:16 WIS:15 DEX:13 CON:9 CHR:15
アルフレッド・マーケニン「Alfred Markenin」(C4)
ソラムニア騎士。デレクと共に大司教の塔を出撃して戦死。スタームの正しさを遅蒔きながら悟ったものの、典範の呪縛から逃れることのできなかった悲劇の騎士。
能力値はSTR:15 INT:10 WIS:14 DEX:12 CON:15 CHA:13
アルマン・カーラス「Arman-Kharas」(C4)
第一回ホワイトストーン会議における山ドワーフ族の代表。ドワーフゲイト戦争時の英雄カーラスの縁者か?
能力値はSTR:16 INT:11 WIS:6 DEX:10 CON:17 CHR:9
アン(L3)
ガリクの妹。ソラムニアの崩壊時に暴徒に殺された。
暗黒の女王(C1〜)
悪の至高神タキシスのこと
暗黒の女王の僧侶1
アビスに迷い込んだタッスルを暗黒の女王のところへ連れていった。その後タッスルをアビスの牢獄へ連行した。悪の僧侶とは思えないほど礼儀正しく、タッスルに対しても丁重に接していた。
暗黒の女王の僧侶2
ワインの杯を壊して怪我をしたキティアラを呪文で治療した。悪の僧侶でも軽傷の治療くらいはできるようだ。悪の神というのは「癒しを求めるような奴は軟弱者」だとして癒しを認めないことも多いのだが、タキシスは認めているということらしい。
イスタルの神官王「The Kingpriest of Istar」(C1〜)
大変動を引き起こした張本人。決して邪悪な人間ではないが、自己の理想世界に固執するあまり、全ての悪を消し去ろうと考えるようになった。しかしながら、悪の根絶はままならず、その潜在的脅威に怯え、さらに強力な力を得たいと熱望し、神に力を与えてくれるように要求するようになっていった。その声は楽の音のようでその姿は光に溢れている。しかし、それは心の怯えが顔に出るのを隠すため、頭の後ろにコンティニュアルライトの呪文をかけて誤魔化しているミュージカル狂のオッサンに過ぎないことを示すだけでしかなかった。こんな奴が神に恩寵を要求したのだからパラダインが怒るのも当然だ。しかし、哀れなのは巻き添えを食った一般大衆ではなかろうか。
能力値はSTR:12 INT:13 WIS:12 DEX:17 CON:9 CHR:18
偉大なるマーゴ(C1)
タッスルが以前、夏祭りで見かけた綱渡りの名人の名前らしい。
イトルム(C2)
「憩いの我が家」亭の女給(?)
ヴィナス・ソラムナス(C5)
いにしえの時代のソラムニア騎士。堕落したエルゴスの皇帝に対して反乱を企てたとき、部下に選択権を与えた。
ウィリアム・スイートウォーター(C4、T1)
バリフォール港の「豚と口笛」亭の主人。豚のような鼻をした元船乗り。タニスたち一行を暖かくもてなし、「赤い魔術師の大幻術団」結成のきっかけをつくる。番外編ではレジスタンスとしても活躍。
ウィルズ(C4、L5)
グンター卿の家の召使。なかなか鋭い洞察力を持っている。
ヴェルミナァルド「Verminaard」(C1〜2)
暗黒の女王のクレリックにして北のドラゴン卿。アバナシニア地方を侵略し、パックス・タルカスの奴隷鉱山に君臨。ソレース、ケ=シュの地をドラゴンのブレスを使って焼き払った。パートナーのエンバーとは必ずしも信頼関係にはなく、ドラゴン軍内も一つにまとまっていないことをそれとなく表現していた。エンバーから振り落とされて、タニスたちと接近戦になったが、ナイトブリンガーを駆使して苦しめる。しかし「女王」に見放されたことに気付いた途端、タニスとスタームに斬られて戦死。
能力値はSTR:14 INT:12 WIS:16 DEX:10 CON:15 CHR:18
エーベン・シャターストーン「Eben Shatterstone」(C2)
ドラゴン軍のスパイ。ドラゴン軍に対する抵抗組織に入り込み、情報を送っていた。また「永遠の男」ベレム捜索の密命も受けていた。タニスたち一行に紛れ込み、事あるごとにギルサナスに対する疑念を吹き込み、仲間割れを起こさせようとする。ベレムが捕虜としてヴェルミナァルドに捕われたことをエンバーから聞き、パックス・タルカスの牢獄から連れ去ろうとするが、タニスたちに見付かり、逃げたところに門が崩れてきて圧死。彼のように生活と出世のためにドラゴン軍に身を投じた者はかなり多いと思われる。これも悲劇の一つとして語られよう。
能力値はSTR:14 INT:15 WIS:7 DEX:13 CON:8 CHR:15
エリスタン「Elistan」(C2〜L5)
元シーク教の僧侶。病に倒れて瀕死の状態だったが、ゴールドムーンの癒しを受け、パラダインの僧侶になる。ローラナ、スターム、フリント、タッスルたちと旅を続け、氷壁の民ラガートなどにまことの神の教えを説き、エルゴスに着くとドワーフとエルフの同盟成立などに力を砕き、善の勢力の結束に大きく貢献した。その後パランサスに落ち着き、布教活動を続け、クリサニア、ガラドなどの弟子たちを育てる。おそらくクリサニアは彼にとっては頭が痛くなるような弟子であったろうが、その奥に秘められた素質をしっかり見抜いていたのはさすがだ(単に出来の悪い弟子ほど可愛いという心理に過ぎなかったのかもしれないが)。キティアラのパランサス侵攻を目前にしてフィズバンに見看られて病死する。そこには何故かフィズバンが立ち会っていた。ドラゴンランスの物語中、人格的に一番まともな人物だったが、話の性質上かなり浮いていたし、目立たなかったのは残念だ。というか、作者はこのキャラは生真面目すぎてつまらないので、早く殺したがっていたと註にあったのには苦笑した。
能力値はSTR:13 INT:14 WIS:17 DEX:12 CON:12 CHR:16
エルサ(L2)
イスタルの聖女団の長。おそらくはシルバネスティエルフだろう。クァラス同様、彼女もパラダインへの信仰心はとうに失っている。本心は神官王の力を利用し、この世をエルフの楽園にすることであった。
エンバー「Ember」(C2)
ヴェルミナァルドの騎竜、本名はパイロス。ヴェルミナァルドに対しては部下のような態度をとっていたが、内心は軽蔑していたようだ。暗黒の女王の密命で「永遠の男」の捜索をしていた。エーベンに命じて「永遠の男」を連れ出させようとする。フィズバンとタッスルの盗み聞きに気付き、鎖を伝って逃げようとするところにブレスを浴びせ、鎖を焼き切る。奴隷の反乱に対してヴェルミナァルドと共に出撃したとき、躍り出たマータフルールと相討ちになり死亡。
オティック「Otik Sandath」(C1〜)
「憩いの我が家」亭のオーナー。揚げじゃがが得意料理で、店の名物になっている。店ではしょっちゅう騒ぎが起きているにもかかわらず、何一つ文句を言わないところは人格者なのかそれともただのお人好しか? 「伝説」後に引退してキャラモン・ティカ夫妻に店を譲った。サマーフレイムの時代にはすでに亡くなっているようだ。
能力値はSTR:15 INT:12 WIS:16 DEX:12 CON:18 CHR:15(酒場の親父は強い!)
オニギオン(L2)
イスタルの貴族。自分の所有地を教会に取られたことに怒ってクァラス所有の戦士を殺して警告を送ろうとする。しかし、クァラス所有の蛮人の戦士を倒したのはキャラモンだった。そして、オニギオン自身の所有する新人戦士は赤ミノタウロスに殺される。本人そのものは登場していない。
オニクス「Onyx」(C1)
ザク・ツァロスのブラックドラゴン、キサンスの別名。
カイアン・ブラッドベイン「Cyan Bloodbane」(C3,C6)
巨大なグリーンドラゴン。シルバネスティでロラックを操り、悪夢の演出をするが、レイストリンとドラゴンオーブの力でシルバネスティを追い払われる。その後ネラーカで牝鹿を取り合って、一頭のレッドドラゴンに致命傷を与えてしまい、地下牢に監禁されてしまう。ネラーカの崩壊後、またもレイストリンにオーブで召喚され、パランサスまでのタクシー代わりにされる。結構情けない奴。
カーラス「Kharas」(L3〜L5)
山ドワーフの英雄。かつての「大ゴブリン戦争」のときにはソラムニア騎士団の救援に駆け付け、大活躍。カーラスという名前はその時に騎士団から贈られたものである。ドワーフゲイト戦争のとき、彼は戦争という最悪の事態を避けようと常に努力し、いよいよ戦闘が避けられない事態になると彼は自分の髭を剃り落とし、同族と戦うという恥をあらわした。戦争が始まってからも、敵味方の被害を少しでも少なくしようと考え、敵の黒幕フィスタンダンティラス(レイストリン)の暗殺を計画したりした。しかし、暗殺は失敗し、カーラスは涙を流しつつ同族と戦うが、この戦いに勝利者が無いことを悟り、戦場を後にする。そして彼は、その直後に起きたデルゴス平原の破滅を目にした唯一の人物になる。
能力値はSTR:18/56 INT:12 WIS:17 DEX:14 CON:16 CHR:10(彼の能力をもってしても狂気の暴走は止められなかったわけだ)
カロフ(C5)
カラマンの太守。都市の太守はどれも大差は無い。彼も政治家ではあるが軍人ではないので、カラマン防衛についてはタニスやギルサナスの指示に従うしかなかった。
ガグ・スナッグ(L4)
ハイガグの部下、当然どぶドワーフである。ハイガグの背中をたたいて、戦闘用の掛け声について質問した。おそらくその直後に混戦に突入し、混乱の中で戦死したにちがいない(合掌)。
ガラド(L5)
大変動後、初めてパラダインの僧侶になったシルバネスティエルフ。病床のエリスタンのそばについていた。エリスタンによると、人格者であるが第二の神官王となる芽も見えるらしい。彼がクァラスになるかロラローンになるかは今後の修行次第であろう。サマーフレイムには出てこないが、どうなったのだろう?
ガリク(L3〜4)
ソラムニア騎士の家の出であるが、騎士団の崩壊により山賊に身を落とし、ハーフオーガーの「鋼鉄足」の手下になっていたが、「鋼鉄足」を倒したキャラモンに感動し、その部下になる。その後は常にキャラモンの傍らで護衛を努める。キャラモンがデュワーの一団に襲われたとき、腕を砕かれながらも奮戦する。その後、キャラモンの命令でいとこのマイケルと共にパックス・タルカスへ向かう。
ガリバヌス(C5)
キティアラ配下の司令官。当然美男子。捕虜になったバカリスの代行を勤める(公私共に)。ダルガールド城塞でキティアラと××中にアリアカス到着の知らせを受け、ズボンを穿きかけのまま応対。アリアカスに壁にたたきつけられる(生きていて欲しいぞ)。
キイリ(L2)
セイレーンの女戦士。イスタルの闘技場でキャラモンと共に戦う。最後の闘技で熊に変身してラアグを倒すが、アラックに胸を刺され、アラックを投げ飛ばして倒したものの自分も致命傷を受けており、キャラモンの腕のなかで息絶える。
キサンス「Khisanth」(C1)
ザク・ツァロスの廃墟でミシャカルの円盤を守っていた雌のブラックドラゴン。酸のブレスをリヴァーウィンドに浴びせ、レイストリンを捕える。しかし、ミシャカルの加護を受けたゴールドムーンの特攻により消滅。
キス・カナン「Kith-Kanan」(C2)
民を率いてシルバネスティからクォリネスティに移住した、いにしえの時代のエルフの王。ギルサナスたちの先祖でもある。死後スラ=モリに葬られたが、数百年後、タニスたちがパックス・タルカスへ侵入するために来たとき、タニスにワームスレイヤーを手渡した。
キティアラ・ウスマタール「Kitiara Uth Matar」(C1〜)
キャラモン・レイストリン兄弟の異父姉。非常にセクシーな容姿と性格をしていたらしく、タニスとも深い仲になっていた。イラストを見るとそうは見えないけど…。5年ぶりに再会する約束の日に欠席する(知らせを届けたのはおそらくドラコニアン)。「凶兆だ」とフリントが呟いた通り、彼女は暗黒の女王旗下の女幹部、暗黒の女卿となっていた。父親はソラムニアの出身らしい、おそらくは女たらしの放浪騎士だったのだろう(ウスマタールと言う苗字はソラムニアでは名門らしい)。ドラゴン卿としてスカイアに乗って大活躍、スタームを何の躊躇もなく殺し、元カレのタニスに色仕掛けをし、おぞましきソス卿をそばに侍らせるなど、権力のためなら何でもするという凄い性格の女。さらにはドラゴン卿の最高位を狙い、アリアカスをタニスに殺させ、さらにどさくさに紛れて他のドラゴン卿も葬り、支配の王冠を手にする。ドラゴン軍が総崩れになっても、自分がよければいいらしい。 かくして唯一にして最強のドラゴン卿となった彼女は、再びクリンの地を征服すべく着々と準備を進めていた。レイストリンから暗黒の女王すら倒すべき相手と打ち明けられた彼女だったが、レイストリンの野望は実現不可能と判断し、暗黒の女王の敵として、ソス卿にクリサニアを襲わせ、ダラマールを誘惑して、レイストリンを追い詰めていこうとした。もっともレイストリンは全てお見通しだったようだが。暗黒の女王に仕えてはいるものの、常にトップを目指していた彼女は暗黒の女王を最も憎んでいる存在でもあった。その野望の実現のためには常に勝者の側に付くことが必要である。そのため彼女は数々の裏切りをくり返していったのである。彼女は結局、勝利を得るであろうレイストリンと共に世界を支配しようと考えてパランサスを攻撃するが、ダラマールと相打ち状態になり、ソス卿につれ去られる。その後はソス卿の妾として永遠の生を生きることになる。サマーフレイムでは何度かスティールの前に姿を現すが、おそらくタキシスが創った幻影だと思われる。
能力値はSTR:14 INT:13 WIS:7 DEX:18 CON:14 CHR:14(あまり知恵はない、意外と直感で行動するタイプかもしれない)
キティアラの部下(L5)
パランサス襲撃の戦略をキティアラと共に計画した指揮官。容貌が悪いのでキティアラとのイイコトには縁が無かったようだが、この作戦会議後には念願がかなったのかもしれない。
キャラモン・マジェーレ「Caramon Majere」(C1〜)
レイストリンの兄。背が高くて、陽気で力強い好青年。姉のキティアラに幼い頃から鍛えられて逞しい戦士に成長した。弟のレイストリンに異常なまでの愛情を示す。レイストリンにはいつも「兄さんの脳味噌は腕のなかにある」と皮肉を言われるが、決して頭は悪くない。でも素手でゴブリンを一撃で殺すほどなので、確かに腕力は強い。当初はすぐに熱くなって無謀な突撃をしがちだったが、だんだんと成長していった。戦争中は大活躍する。彼は常に自分を必要としてくれる人のために戦っていた。最初はレイストリンのためだけだったが、他にも自分を必要としてくる人がいることを少しづつ理解していった。それでもまだ、レイストリンが裏切ったことは彼にとって大ショックらしく、弟のことを忘れるために常に誰かのために働き続けなければ、精神の安息を得られなくなったようだ。ティカはまだ、レイストリンに代わる存在にはなっていないようである。戦争が終わると、レイストリンに去られた心の空白を埋めようと彼はソレースの復興に活躍するが、世の中が落ちついてくると、再びレイストリンが居ないという現実に直面することになった。堪らず彼はレイストリンに戻ってくれるよう依頼の手紙を書いたりしたが、その手紙は封も切らずに送り返され、さらに落ち込むのであった。結局彼は酒の力を借りてレイストリンのことを忘れようとするようになり、遂にはアル中になってしまった。パラダインの聖女クリサニアの護衛を引継ぎに来たタニスは、変わり果てたキャラモンに驚くが、事情を知らないクリサニアは呆れて一人でウェイレスへ向かってしまう。怒ったティカに叩き出されたのが冒険の始まりという前代未聞の出だしを切った彼であった。ソス卿に襲われているクリサニアを僅かの差で救うことができなかった彼は、自分の愚かさにやっと気付く。そしてレイストリンとの関係に一つの決着を付ける大冒険に旅立つことになる。作者によれば、彼も弟と同様に厳しく鍛えなおされる必要があったということであるが。
能力値はSTR:18/63 INT:12 WIS:10 DEX:11 CON:17 CHR:15
ギレアン「Gilean」(C5)
均衡の天秤にして書物の神。中立の最高神。アスティヌスは彼の化身ではないかと言われている。
キルサー(C5,L5〜6)
ブロンズドラゴン。タッスルとフリントを乗せて空中戦に出撃し、バカリスの騎竜をタッスルたちとランスで攻撃して勝利する。その後、キティアラの浮遊城塞がパランサス攻撃に向かってきたときに再登場。タニスを大司教の塔からパランサスまで乗せていき、タニスと共にソス卿に対する迎撃に飛び立つ。のちに傷ついているところをタッスルに助けられ、タッスルを浮遊城へ送り届ける。
義足のアル(C4)
バリフォールのウィリアムの旧友だったらしい。ウィリアムのことをいつも『ブタ公』と呼んでいたが、すでに死んでいる。
ギルサナス・カナン「Gilthanas」(C2〜C5)
クォリネスティエルフの王子。父のソロスタランに命じられて、ドラゴン軍に対するゲリラの指揮をしていた。しかしゲリラは壊滅し、命からがらソレースに来たところでタニスたちと出会う。その後、妹のローラナと共にタニスたちとパックス・タルカスからタルシスへと旅をするが、一行はタルシスで分断され、スタームたちとドラゴンオーブの探索に出掛ける。オーブを手に入れたあと、エルフの疎開地クォリ=モリで父と兄ポルシオスに再会し、残留を説得されるが、カゴネスティエルフの娘シルヴァラに惚れてしまい、結局クォリ=モリを後にする。しかし、ドラゴンマウンテンでシルヴァラの正体がシルバードラゴンであることを知ってしまう。苦悩の末、彼はシルヴァラと共に「善竜の誓い」に関する探索に旅立ち、遂に善竜たちの参戦を実現させる。その後、シルヴァラとの関係はどうなったのかはいずれ語られるであろう。
能力値はSTR:12 INT:14 WIS:10 DEX:16 CON:12 CHR:13
クァラス(L2)
イスタルの神官王の側近のエルフ。クレリックではあるが、すでにパラダインへの信仰心は失われている。この世をエルフの楽園にすることが目的らしい。そのため、まことのクレリックであるロラローンと対立し、彼を追放した。教会の権威を守るためには手段を選ばない。クリサニアの持っていたパー・サリアンからの手紙を盗み読みした。しかし、記憶力はたいしたものだが文章の理解力は悪い、そのためクリサニアを魔法使いたちのよこしたスパイと勘違いし、キャラモンを神官王への刺客と判断、奴隷として闘技場へ送り込もうとする。しかしフィスタンダンティラス(レイストリン)の方が先に手を打っていた。結局、神官王と共に大変動に巻き込まれてしまう。
クィナス(C4)
シルバネスティエルフの貴族、不在のロラック、アルハナに代わってホワイトストーンの会議にシルバネスティ代表として出席した。グンター卿によると、傲慢で自尊心が強く、しかも知性に欠けると散々の評価を受けている。アルハナの許嫁ということだったが、アルハナはポルシオスと結婚したので腐っているに違いない。
クィバレン・ソス(C2)
エルフの吟遊詩人。ヒューマの頌歌の作者。
クリサニア・タリニウス「Crysania」(L1〜6)
『ドラゴンランス伝説』の一方の主役。レイストリンがランスの冒険で重大な役割を果たしたことに興味を持った彼女は、レイストリンの招きに応じてパランサスの塔に赴き、ますます彼の魅力の虜になってしまう。これほどの人物がなぜ悪に染まったのか?と思った彼女はレイストリンを正道に立ち戻らせることがパラダインから与えられた使命なのだと確信してしまう。かくして、レイストリンを悪に染めた原因たるウェイレスの魔法使いたちの許へ向かうため旅だったのである。立派なレイストリンに比べてあまりに情けない兄キャラモンに失望した彼女は一人でウェイレスに向かうが、途中でソス卿一行に襲われ、昏睡状態に陥ってしまうのであった。これで本当にパラダインの聖女なのかと思うくらい問題のある性格の女性。人に言われたことを素直に理解する能力に全く欠けている。何か起きるとすぐに悟りを開いた気分になるらしく、すぐに舞い上がってしまう。どうしようもない状況に陥って初めて自分の誤りを悟るが、そのときに改めて持った考えも大抵間違っている。結局レイストリンには、この性格を利用されたわけだ。そういうわけで、レイストリンとアビスまでお付き合いしたうえで見捨てられるが、キャラモンに救出される。「パラダインよ、試練をありがとうございます。きっとやり遂げて見せます。」と言ったときにはこれほど厳しい試練とは思ってなかったんだろうな・・きっと。サマーフレイムではトラと仲良しになっていたが、なんなんだろう。
能力値はSTR:10 INT:13 WIS:12 DEX:11 CON:16 CHR:16 (主役にしてはかなり悲惨な能力値だなあ)
クローニン・シスルノット「Kronin Thistleknot」(C4、6、T2)
ケンダーの長。第一回ホワイトストーン会議で騎士団への協力を申し出るが、無視される。その後、ケンダー郷で遊んでいたが、そのとき出会ったトード卿とゲームをする羽目になり、遊びの延長と言った感じでトード卿を殺してしまう。結局ケンダーは誰も同じようなものだと証明した様な人物。
グラム(C1)
ティカの家を捜索に来たゴブリン二人組の内の一人。銀細工を失敬しようと中に入った相棒と共に、キャラモンにあっさりと殺される。
グラングー・バルプ(C1)
どぶドワーフの一氏族、バルプ族の英雄。ザク・ツァロスのつるべ車を設置した。
グローグ(T2)
トード卿の部下の洒落者ホブゴブリン。トードの狩りに同行し、その死を目の前で目撃する。あるじを失い、失業した彼は、殺害者のひとり、ケンダーのタローリンをしつこく追い回す。
グンター・ウス・ウィスタン「Gunthar Uth Wistan」(C4〜5、L5〜6)
ソラムニア騎士団長。スタームの父と親しかった関係から騎士会議では常にスタームを支援した(デレクを失脚させるための方便と言えなくもないが)。また、ローラナを将軍に任命するなど勝利のためには思い切った手段をも使う、抜け目のない男でもある。後にキティアラがパランサスに攻撃を掛けてきたとき、タニスの説得によりサンクリストから駆け付けた。
能力値はSTR:18/57 INT:12 WIS:16 DEX:15 CON:13 CHR:17
ゲイカーン(C5〜6)
キティアラの個人的なスパイをしているドラコニアン。キティアラの留守中のタニスの監視をしたり、タッスルに脅迫状を渡したりとこまめに活躍。ネラーカではタニスの同行者の捜索を行なって「永遠の男」ベレムを見つけ出す。しかし、彼はそのベレムによって壁に叩き付けられて殺される。案外弱かったところからすると、ドラコニアンとしては下っ端種族(バアズやカパック)に属していたらしい。とすると叩き上げでキティアラの信頼を勝ち取った努力家なのかもしれないなあ。
鋼鉄足「Steeltoe」(L3)
山賊団を率いていたハーフオーガー。片足が鋼鉄製の義足であるのでこの名がついた。キャラモンと決闘になり、薪で頭を砕かれる。
能力値はSTR:16 INT:9 WIS:7 DEX:12 CON:17 CHR:8(普通は薪で殴られたくらいでは死なない。キャラモンのクリティカルヒットだろう)
ゴールドムーン「Goldmoon」(C1〜)
ケ=シュの族長の娘。貧しい羊飼いの若者リヴァーウィンドと恋に落ちる。そのため、リヴァーウィンドはクエストに出される。ゴールドムーンの父はリヴァーウィンドが帰ってこないことを密かに期待していたが、彼女は帰還を信じていた。リヴァーウィンドは青水晶の杖を携えて戻ってきたが、その杖は何の奇跡も起こさなかったため、族長は石打ちの刑を彼に処した。ゴールドムーンは恋人を守るため自ら石の雨の中に身をさらした。そのとき、杖は光り輝き、二人をソレースの村はずれにテレポートさせた。これが彼女の長い旅のはじまりであった。そして彼女はザク・ツァロスの廃墟でミシャカルの試練を受け、まことの僧侶としてミシャカルやパラダインの教えを広めていくのである。また、旅の途中で恋人のリヴァーウィンドと結婚式をあげる。身ごもったこともあり、ネラーカでの最終決戦には同行しなかった。
その後一男二女(女の子は双子)の母となり、夫のリヴァーウィンドと共にケ=シュの再建に努める。(しかし、いつの間に子供をつくったんだ?)はるか先の続編では重要なキャラとなるらしいが、それはまた別の話。
能力値はSTR:12 INT:12 WIS:16 DEX:14 CON:12 CHR:17
サドーラ(L1)
アスキー版ではスドーラ。上位魔法の塔にいる魔法使いの一人らしい。ローブの色は不明。ユスタリウスの言葉によれば、しょっちゅう使い魔を塔内にうろつかせているらしい。
シーク教の僧侶(L3)
疫病に冒された村でクリサニアが見つけた生き残り、まことの神は存在するという事を理解してもなお、クリサニアの癒しの呪文の申し出を断った。大変動でいかに人々の心が傷ついたかを体現しているキャラといえる。神々ですら人々の心を支配することはできないのである。
シルヴァラ「Silvart」(C3、5)
カガネスティエルフの娘。スタームやローラナたちのクォリ=モリ脱出を手伝う。そのときにギルサナスに惚れられてしまう。しかし、彼女は実はシルバードラゴンであり(当然のことながら)悩む。結局、フィズバンに選択を迫られ、シルバードラゴンとして悪と戦うことを選択する。そして、テロスにドラゴンランスの鍛え方を教え、ギルサナスと共に「善竜の誓い」に関する探索に旅立つ。探索は成功し、善竜の参戦が実現するが、彼女の試練はまだ続くであろう。ちなみに、彼女は伝説のヒューマのシルバードラゴンの妹である。
能力値はSTR:13 INT:15 WIS:13 DEX:17 CON:15 CHR:18(エルフの姿のとき)
ジェラルド(L2)
イスタルの神殿の僧侶、かなりの高齢の人間で「夕べの祈祷」に出ることに最大の慰めを見出している。(アラバカスもそうだが、イスタルにはろくな僧侶がいない。大変動の理由もわかるような気が・・)
ジャスラ(C5〜6)
「永遠の男」ベレムの妹。ネラーカの神殿の廃墟(おそらく、暗黒の女王の罠であったろう)で宝石を掘り出そうとする兄を制止するが、宝石に目がくらんでいた兄に突き飛ばされて死んでしまう。そのときに飛び散った血によって封印が解けてしまい、暗黒の女王がアビスから姿を現わし、ベレムに緑宝石を埋め込み(何か特別な意味があったのだろうか?)殺そうとする。そのときに自ら女王の前に立ちふさがったのがジャスラの魂であった。やがて、長い年月のあと、再び兄のベレムと会うことによって、今度は暗黒の女王を封印するのである。(しかし、冷静に考えてみると、どういう仕組みなのかが全然理解できん。確かに感動的な話ではあるが・・誰か合理的な説明ができる人にやってもらうしかないなこりゃ)
ジョセフ(L2)
自称元ソラムニア騎士だという闘技場の戦士。片目で、いつも完全武装で戦っていたという。アラックの昔の仲間だったらしい。
シンク(T1)
「豚と口笛」亭の常連のドワーフ。ウィリアムたちとともに囚人解放の活動をする。
スカイア「Skie」(C3〜)
キティアラの騎竜のブルードラゴン。キティアラとは主従を越えた信頼関係で結ばれている。大司教の塔の攻防戦では、ただ一頭ドラゴンオーブの召喚命令に耐えてキティアラとの固い絆を証明した。戦争後も常にキティアラと行動を共にしている。
スターム・ブライトブレード「Sturm Brightblade」(C1〜4)
ソラムニア騎士にふさわしい高潔な人格をもった戦士であったが、正式の騎士にはなかなかなれなかった。白い牡鹿に導かれて闇の森へ行ったときに、森の主が言った「私たちは使命を果たした者の死は嘆かない」という言葉どおりの行動を体現した人物。堅物と言う印象があるためか、尊敬はされるが、つきあい辛い人物という印象がある。しかも、いざ戦闘になると礼儀を重んじすぎて敵につけ込まれてしまうという欠点も露呈した。しかし、タルシスでは自分の身の危険を顧みずにアルハナを守ろうとするなど、騎士の見本とも言える。そのためかどうか、権威主義に染まった意地悪な先輩(デレク)にいびられる羽目になり、挙げ句の果ては時間稼ぎのため単独でドラゴンに挑み、結果としてキティアラに串刺しにされるなど、不幸の一言(さらにローラナに恨み言まで言われる)。それでも、アルハナや騎士たちに力を合わせて悪に対抗することの重要さを知らしめた行動はまさしく賞賛されるべきことだろう。セカンドジェネレーションおよびサマーフレイムではスティールを導く重要な役回りをした。本当にスタームの魂かどうかまでは分からないが。
能力値はSTR:17 INT:14 WIS:11 DEX:12 CON:16 CHR:12
スマッシャー(L4)
カーラスと共にフィスタンダンティラス暗殺任務に参加した、老ドワーフの盗賊。将軍の天幕までの距離を正確に目測した。
スリート「Sleet」(C3)
ホワイトドラゴン。ローラナたちがフェアル=サスを殺し、ドラゴンオーブを奪ったときは氷壁を留守にしていた。オーブを取り戻すためローラナたちを追うが、巧い手段が思い付かず、船にブレスを吹き掛けて座礁させることしかできなかった。(ホワイトドラゴンは頭が弱い)
セスタン「Sestun」(C2)
どぶドワーフ。トード長官に扱き使われていたが、タッスルと仲良くなり、一行の脱出を助ける(斧で錠前を壊した)。その後再びトードに捕まり、ベレムと共にヴェルミナァルドの前に引き出され、ドラゴンの餌にされそうになる。しかし、タッスルとフィズバンに救出され、その後はパックス・タルカスのどぶドワーフのリーダー的存在になる。
能力値はSTR:12 INT:9 WIS:7 DEX:17 CON:16 CHR:10
セルディン・マー=ササール(C4)
ホワイトストーン会議の出席者の一人。サンクリストにいる亡命者の代表。名前が出ただけで何も発言してないのでどういう人物なのか分からない。
ゼビュラ「Zebulah」(C5)
赤ローブの魔法使い。イスタルの廃墟でタニスたちの様子を見回りにきた。シーエルフのアポレッタを妻にしている。本人の弁によると、若い頃、宝を捜しにイスタルの鮮血海に潜ったときに見つけた最高の宝物がアポレッタだったそうだ。今ではすっかりシーエルフとの生活に解け込んでいるが、ときどき地上の人々と会話するため、廃墟を歩き回るそうだ。タニスたちから地上の危機のことを知り、何か行動すべきだと悟ったようである。で、実際どんな行動をしたのかは、どこかで語られているかもしれないが…。
能力値はSTR:8 INT:16 WIS:12 DEX:13 CON:11 CHR:9
ソス「Soth」(C5〜)
黒薔薇の騎士、呪われた永遠の生を生きるデスナイト。彼はもともとソラムニアの高貴な騎士であったが、エルフの娘に妻のある身で恋をしてしまい、騎士の誓いを破ってしまう。その罪を償うため、イスタルの神官王の説得に旅立つが、その途中で会ったエルフの女たちの言葉に惑わされ、嫉妬に狂って引き返してしまう。そのときに大変動が起こり、彼に恐ろしい呪いがかけられてしまった。その黒焦げの体は常に業火に焼かれる苦しみを受けつづけ、毎夜毎夜バンシーたちの恨みの声を聞きつづける彼であった。その後どういう経緯があったのかは不明だが、彼はキティアラと行動するようになる。実のところ、ソスはキティアラに惚れているのである。恐るべしキティアラの色気!でも彼は死の騎士彼はデスナイトであるから、当然生身の女性を相手にはできない。つまり、キティアラが死ぬのを待っているわけだ。そのようなわけで、ソスはキティアラの命令をそれほど忠実には実行しない。レイストリンに会うためショイカン原林を抜ける時など、彼女には冷ややかな態度で対応している。キティアラの命により、クリサニアを襲撃して「死の呪文」を掛ける。キティアラの情報をダラマールに漏らすが、パランサス襲撃においては部下のスケルトンウォリアーたちと共に、ソラムニア騎士たちを恐怖のどん底に叩き落す。また、最後にキティアラをものにした。(もしかしたら、『伝説』の物語では一番おいしい奴だったのかもしれないな・・)
能力値はSTR:18/99 INT:10 WIS:9 DEX:14 CON:17 CHR:17(やはり脳みそも腐ってます)
ソロスタラン・カナン「Solostaran」(C2〜4)
クォリネスティの太陽の評議長。娘と下の息子が二人とも不良になってしまったことを嘆く年老いた父親。旧世代の代表のような人物。『伝説』ではタニスが、彼の葬儀に出席しなければならないと語っている。おそらく心労が原因の病死であろう。
能力値はSTR:15 INT:17 WIS:15 DEX:14 CON:13 CHR:16(なんとびっくりの優秀さである)
タキシス「Takhisis」(C1〜)
暗黒の女王。悪の側の黒幕の神である。本当にいかにも「女王様」と言うにふさわしい。神様のすることは凡人には理解できないので、どういう目的でクリンを支配しようとしたのかは不明。何度か手下のドラゴンを使って戦争を仕掛けている。その度ごとに善の勢力の英雄に退けられてきた。今回は容易周到に善のドラゴンを封じ込め、ドラコニアンを創って再度のチャレンジをしてきたようである。だが、「永遠の男」のせいで今1歩で現世に出られないのでいらついている。部下の失策には厳しく、ヴェルミナァルドやアリアカスが追い詰められたときには見捨てた。悪の元締めとしてのプライドか、レイストリンの挑戦を受けても余裕ある対応をしていたが、結構苦戦を強いられる。でも何とか神としての面子を保てたようである。その後もしょっちゅうクリンの世界にはちょっかいを出すようである。よっぽどアビスって退屈な所らしい。
タッスルホッフ・バーフット「Tasselhoff Burrfoot」(C1〜)
ドラゴンランスの物語中もっともスリルに満ちた体験をした奴。そして、本編中で活躍した唯一のケンダーでもある。タッスル以外のケンダーなど、全く登場していないと言ってもいいくらいだ。青水晶の杖の魔力を最初に披露したり、ドラゴンの張りぼての中に入って名演技を披露したり、ドラゴンオーブを割るという荒業をやってのけたり。果てはフリントと共にあの小さい体でドラゴンに跨って空中戦に出撃したりなど、大活躍。レイストリンの天敵(おそらく最も警戒していた相手だろう。彼にはどんな脅しも通用しないから)。「伝説」ではレイストリンの優しい心の一つの証人たるブープーを連れて憩いのわが家亭にやってきた。飲んだくれのキャラモンを叱咤しながらクリサニアを追わせた。レイストリンを追って過去へ旅しようとしたキャラモンに強引に付いていった。冒険後は「憩いのわが家」亭の居候にでもなっているのか?サマーフレイムでも最後の最後まで大暴れしてくれました。小さいことは偉大である。
能力値はSTR:13 INT:9 WIS:12 DEX:16 CON:14 CHR:11
タニス・ハーフエルブン「Tanis」(C1〜)
そう、クリンの地に髭の生えるエルフはいない。ただ一人を除いて・・。などと言っておきながら、この大嘘つきがー。エルフと人間との間に恋が芽生えるのはよくあることだそうだ。また、純粋のエルフでも髭の生える奴はいた。そういうわけで、タニスの悲劇的設定はまるで意味を成さなくなっている。しかし、確かに望まれぬ子として生を受けたタニスは、不幸な前半生を送ったことは間違いなかろう。人間でもエルフでもない自分は何なのだろうと常に悩み、考えていたようで、憂いを含んだその顔は、キティアラの目にもかなうイイ男だったようだ。とはいえ、エルフに敵対的な地を旅するために髭を伸ばすなど、ちょっと節操がないかも。戦士としても優秀で、経験も豊富(普通の人間の倍は長い人生を歩んできているし)。そんなわけで、ランス一行のリーダー的存在になる(いかにもよくあるタイプの頼りなげなリーダーっぽいが)。いろいろ判断を求められる立場なのに、自分のことでも悩みが多く、心はよく揺れ動いていた。キティアラと再会したときは肉欲に溺れて我を忘れかけたこともあった。それでもなんとか自分を取り戻し、為すべき事をしたのは立派(かな?)。女性問題も自分に一途なローラナを選ぶことで決着を一応つける。それでもハーフエルフという微妙な立場は彼を生涯悩ませることになるのであろう。「伝説」では、クリサニアの護衛の任務をキャラモンに引き継ぐためソレースに来たが、キャラモンの変貌ぶりに驚く。ソロスタランの弔問に行く用事があった彼は、ためらいつつもクォリネスティへ向かった。ダラマールからの情報でパランサスに赴く。そこで、レイストリンが神に挑戦していること、キティアラがパランサスを襲撃しようとしていることを知り、対策に追われる。グンター卿の助力を得て守りを固めさせた。決戦を前に、ソス卿の「死の呪文」に耐性を付与する腕輪をダラマールから受け取る。それを装着して最終決戦に臨もうとするが、タッスルに腕輪を盗まれて撤退を余儀なくされる。その後キャラモンと共に浮遊城砦に潜入して、上位魔法の塔へ乗り込み、キティアラとダラマールの決闘の結末を見る。続編でも今一つ精彩を欠くキャラ。いくら「人間の血は急速に色褪せる」っていっても、まだキャラモンよりは肉体的に若いはず。実際やればまだ十分に活躍できるのだから、気合の問題っぽいぞ。そんなわけで、サマーフレイムでは老骨(?)に鞭打って大司教の塔で奮戦。スティールと対面したところで、蛮族の刃に倒れる。
能力値はSTR:16 INT:12 WIS:13 DEX:16 CON:12 CHR:15
タンサラス・クィシフ・ナン=パー「Tanthalas」(C1〜)
タニスのエルフ名。名前が長すぎたのか、フルネームで呼ばれたのは一回きりだった。ただし、「タンサラス」は間違いなく名前だが、クィシフ・ナン=パーは名前かどうか今一つ確証なし。もしかしたら「会いたかったわ。タンサラス。」って意味だったかもしれない。
ダークナイト(L4)
キャラモンたちの軍隊に参加した平原人の長。晩餐会のゲームでドワーフのレガールと協力して剣を手に入れる。その後、キャラモンの軍と行動を共にするが、やがて度重なる強行軍と補給の遅れに音を上げて去っていってしまった。
ダグラス・マーケニン(C4)
アルフレッド卿の息子。エリスタンに感動し、彼と共に南エルゴスへ向かう。(これは使える)
ダグル(C2)
パックス・タルカスに捕われていた子供たちのうちの一人。マータフルールと対時していたタニスに「ぼくのドラゴンに何をする!」と怒鳴りながら駆け寄った。
ダナーク(L2)
アラックの思い出話に出てきたホブゴブリン。ものすごく狂暴な闘士だったらしい。
ダームールク(L2)
かつてのイスタルの闘技場の戦士、巨大なミノタウロスだったが、アラックとラアグのコンビに3ラウンドで倒された。
ダラマール「Dalamar」(L1〜)
レイストリンの弟子にして、上位魔法の塔から派遣されたスパイ。シルバネスティ出身のダークエルフ。彼とレイストリンとの関係は複雑怪奇である。(これは彼がレイストリンを呼ぶときの言葉「シャラーフィ」という奇妙な響きからも大いに感じられる)。彼は、レイストリンにスパイであることを見抜かれ、胸に5つの傷を印される。しかし、それでも彼はレイストリンの弟子として働くことをやめなかった。とは言っても、彼はあくまでレイストリンの魔法使いとしての力に憧れてるのであって、レイストリンに惚れているわけではなかった(ネタとしてはおもしろいけどね)。実際、キティアラと関係を結んだりもしたし、レイストリンが神になろうとしていることを知ってからは、タニスたちに協力しようとする。確かにレイストリンが死ねば、彼はクリン最強の黒ローブになれるであろうから納得できる。実際、その後彼は黒ローブの首座になり、やがてユスタリウスの後を継ぐことになる(それにしても、「わたしが『塔』を離れるのはこれが最後となるでしょう。」と言っておきながらまた来るんじゃない!)。その後はパリンの大審問のプロデュースをしたり、息子を失ったタニスを慰めたり、イエンナとねんごろになったりしてたが、サマーフレイムではウィザードの立場を守るために活躍。
能力値はSTR:16 INT:17 WIS:16 DEX:16 CON:12 CHR:14(さすがに優秀な弟子である)
ダレン・アイアンフィスト(L3)
レガール・ファイアーフォージの部下。レガールに命じられて北に向かい、『新海』の通行権を買い、フィスタンダンティラス(レイストリン)との交渉を行なった。
ダンカン「Duncan」(L3〜4)
山ドワーフの王。レガールの提案を拒否し、開戦を決意する。このような「究極の選択」をせざるをえなかったところに指導者の苦悩がにじむ。「絶望よりは偽りの希望」というのは、ドラゴンランスにおける人々の業としてよく言及されるようだ。こんなことを実際に指導者がやりだしたらとんでもないことに…。
能力値はSTR:17 INT:13 WIS:7 DEX:18 CON:14 CHR:14
ダンカン・ハンマーロック(C4)
第一回ホワイトストーン会議に出席した丘ドワーフの代表。会議の席上、山ドワーフの代表アルマン・カーラスと危うく流血ざたになるところだった。
チャールズ(L5)
アモサスの忠実な召使いなのだが、内心望んでいることは結構危ない。キティアラの襲撃のことで右往左往しているアモサス、マーカム、タニス、グンターを見てさぞや楽しんだに違いない。
ティアソング(C1)
ゴールドムーンの母。すでに亡くなっているが、ゴールドムーンとミシャカルの間の仲立ちとして重要な役割をした。
ティカ・ウェイラン「Tika Waylan」(C1〜)
『戦記』の本編の一番最初を飾ったキャラクター。「憩いの我が家」亭の看板娘。酒場での喧嘩がもとで、タニスたちとともにパックス・タルカスへ送り込まれる羽目になる。キャラモンに惚れていて、しょっちゅう誘惑するが、レイストリンのことにこだわるキャラモンはなかなか答えてくれなかった。レイストリンが去ってからようやくキャラモンはティカの気持ちに答える決意をしたようだ。「伝説」では情けないキャラモンを「夫でも友人でもない」と叩き出した。立ち直り、ひときわ立派になったキャラモンが戻ると仲睦ましい夫婦になり、3人の息子と2人の娘を儲ける。
能力値はSTR:14 INT:9 WIS:12 DEX:16 CON:13 CHR:14(かなり腕力強いぞ、さすがにキャラモンを叩き出しただけはある)
テロス・アイアンフェルド「Theros Ironfeld」(C2〜4)
ソレースの鍛冶屋。ギルサナスをかくまっていたことが原因でトード長官配下のドラコニアンに右腕を切り落とされる。出血多量で瀕死のところをゴールドムーンに癒される。その後クォリネスティで療養し、エルフたちと南エルゴスへ移動する。そしてエルゴスの地で「銀の腕」を見つけることになる。クォリ=モリで再びギルサナスたちと出会い、一行とともにドラゴンマウンテンに行き、そこでシルヴァラからドラゴンランスを鍛える力を与えられる。そしてランスを抱えてホワイトストーン会議に乱入、ランスでホワイトストーンを真っ二つにして仁王立ち。その後再びランスを鍛えるためエルゴスへ戻った。(忙しい人である)
能力値はSTR:17 INT:12 WIS:16 DEX:12 CON:13 CHR:9(鍛冶屋だけに力は強い)
デーヴィ(C5)
漁師の息子。漂着したタニスたちを父親に命じられてカラマンまで送り届けた。
デズラ(C2、L1)
「憩いの我が家」亭の女給。タニスたちが捕われた夜にはカウンターの中にいた。戦争を生き延び、その後も「憩いの我が家」亭で働いている。『伝説』では、ティカにいきなりジョッキを満載したお盆を叩き落とされたうえ、どぶドワーフ以下だと言われてしまい、傷付いて店の外に駆け出していった(ティカの意地悪・・)。その後も「憩いのわが家亭」で働き続け、ティカの5人の子を取り上げたりもしたらしい。アルハナのお産の手伝いもした。ティカとキャラモンの娘には彼女の名前をそのままつけたらしい。
デヌビス(L2)
本来ならばフィスタンダンティラスとともに「扉」を開くはずだった僧侶。頭は禿げている。そして、蜘蛛が大嫌い。イスタルの神殿にいる僧侶のなかでは唯一まことの僧侶だった(クリサニアが来るまでは)。大変動の起こる直前の「運命の夜」にロラローンに呼ばれて旅立った。しかし本来の歴史だと彼がフィスタンダンティラスと行くことになってた訳で、そうすると中年男二人が「扉」の前で手に手を取り合って「扉」を開こうとしたことになる。想像はあまりしたくない光景と言わざるを得ない・・・。
デレク・クラウンガード「Derek Crownguard」(C3〜4)
ソラムニア騎士。登場したときはまともな人物のようであったが、氷壁の冒険からはまるでスタームをいじめるために出てきたような人物になってしまった。決して悪人ではないのだが、正論をいうスタームを煙たがり、何かにつけては権威を振りかざしていた。自分の命令を素直に聞いていた(らしい)アランとブライアンを失ったことがそれに拍車をかけたきらいがある。しかし、スタームの排除をグンターに邪魔され「切れて」しまい、あげくの果ては無謀な突撃をして致命傷を負い、見せしめのためにバカリスによって大司教の塔へ送還され、そこで息を引き取る。哀れではあるが滑稽でもある。
能力値はSTR:17 INT:12 WIS:11 DEX:13 CON:16 CHR:12(実は優秀な人物、どこかで歯車が狂ったらしい)
ドラカート「Dracart」(M9)
ドラコニアンの製造を担当している魔法使い。同僚の僧侶ワーリッシュ、レッドドラゴンのハーキイルとともにサンクションの地下でドラコニアン造りにはげんでいる。いかにも悪人という面をしている。でも戦うときにはものすごく弱い。ギルサナスたちに倒されたかもしれない。
能力値はSTR:8 INT:16 WIS:13 DEX:12 CON:11 CHR:7(体力はやはりない)
トラップスプリンガー「Trapspringer」(L5)
タッスルのおじ。ゴブリンに食べられて死んだらしい。(いかにもケンダーらしい最期である)一説によると、ケンダーにはすべてトラップスプリンガーという想像上のおじがいるらしいが、タッスルのおじの彼は「ケンダー郷の秘宝」で活躍している。
謎の老人(C1)
開店前の「憩いのわが家亭」に入ってきて、パーティーの準備といって、椅子を勝手に並べ替えた。ティカの名前を何故か知っていた。その後暖炉の脇で子どもに物語を聞かせていた。ゴールドムーンに歌を歌わせ、ヒューマとパラダインの話をしてヘデリックを怒らせ、タッスルに青水晶の杖を使うようけしかけた挙句、大声で「警備隊を呼べ」と叫んで、ランスのパーティー一行を「憩いのわが家亭」から追い出すような行動をとった。第6巻でフィズバンの変装だったことが明かされる(ってことはパラダインか…)。つまりこいつが一番の元凶ということ。
ナルフ・バルプ(C1)
バルプ族の先祖、もちろんどぶドワーフである。ある夜に酔っ払って前後不覚になり縦坑に落ちたことにより、ザク・ツァロスの廃墟を発見し、領有宣言をした。かくしてこの廃都にどぶドワーフが溢れかえることになったわけである。
ニムシュ(L3〜4)
「生涯の課題」を達成してしまったとんでもない(?)ノーム。アビスでタッスルと出会い、次元航行装置を修理してタッスルと共にレイストリンの天幕に出現する。そのまま二人はトルバルディンに連行され、デュワーたちの地下牢に入れられる。そこへ侵入してきたレイストリンの電撃を受けて即死してしまうが、彼の修理した次元航行装置は残ったので、結局のところレイストリンの行動はタッスルの恨みを買うだけの結果になった。
ノッシュ(C4)
「もうけっこう」山でドラゴンオーブを「生涯の課題」として研究していたノーム。フィズバンとタッスルと共にホワイトストーンの会議に出席するが、目の前でオーブが粉砕されるのを見て気絶してしまう。しかし、「割れたおかげでオーブを内側からも調べられるではないか!」というフィズバンの言葉で気を取り直して研究を再開した。結構単純なようである。
ハアロルド(L2)
イスタルの奴隷商人。キャラモンを鉱山で働かせるために買おうとしていたらしい。もしかしたら、熊皮の男バラクがアラックに買わせるためにでっち上げただけかも知れないが・・。いずれにしても本人が出てないのでよく分からない。
ハイガグ(L3〜4)
どぶドワーフの代表としてトルバルディンの会議に出席していた。しかし、これは単なる儀礼上の配慮に過ぎない。ハイガグと言う名もまた「上級兵卒」と言う意味に過ぎない。それでもどぶドワーフにしては頭が良いらしい。パックス・タルカスでどぶドワーフ部隊を率いていたが、キャラモンたちの軍の侵攻を見て大混乱に陥って自滅した。それにしても、彼らの死体を見て呟いたレイストリンの言葉には危うくだまされかけたぞ・・。
パイライト「Pyrite」(C6)
非常に年老いたゴールドドラゴン。フィズバンとはいいコンビである。フィズバンにけしかけられてタニスたちの乗ったブラスドラゴンを追い散らした。それから呪文で指輪へと姿を変えて、タッスルのポケットの中へ納まる。ネラーカ崩壊後、再びドラゴンの姿に戻り、フィズバンを乗せて去っていった。
パイロス「Pyros」(C2)
ヴェルミナァルドの騎竜エンバーの真の名前。
バカリス「Bakaris」(C4〜5)
キティアラの副官兼情夫。冷酷な性格の美男子。大司教の塔の戦いで、デレクとアルフレッドを見せしめ代わりに送還するが、そのときローラナに弓を射掛けられ腕を負傷する。その後空中戦でタッスルに捕えられて捕虜となるが、キティアラの取り引き状を見たローラナによって連れ出される。この機会を利用して逆にローラナを人質にしようとしたが逆襲されて死亡。
能力値はSTR:16 INT:10 WIS:14 DEX:12 CON:15 CHR:13(キティアラの副官になったのは伊達ではない)
ハーキイル「Harkiel」(M9)
ドラカート、ワーリッシュと共にサンクションでドラコニアン製造に携わっていたレッドドラゴン。
パー・サリアン「Par-Salian」(C1〜)
ウェイレスの上位魔法の塔の主。レイストリンに砂時計の目を与えた張本人。レイストリンに砂時計の目を与えた張本人。おそらくこの世のはかなさを認識させ、力を闇雲に求めることの愚かさをレイストリンに知ってもらおうとしたのだろう。しかし、レイストリンに手を貸したもう一つの存在に気付くことができず、彼の思惑は外れてしまったようだ。「伝説」ではレイストリンの野望を阻止すべく、キャラモンとクリサニア(とタッスル)を過去に送り込んだ。未来の世界では大理石の塔と一体にされてレイストリンの復讐の標的となっていた。一見人のよさそうな爺さんだが、やはり魔法使いの端くれ、なかなか怖いことを平気でする。ユスタリウスとラドンナとの馴れ合いの会話には笑えた。
能力値はSTR:10 INT:18 WIS:15 DEX:17 CON:9 CHR:12(白ローブの首座として不足ない能力である)
バス・オーン=コラフ「Bas-Ohn Koraf」(C5)
ペレチョン号の一等航海士。ミノタウロスである。ドラゴンの追撃を遠眼鏡で発見する。渦巻きにつかまった船を脱出させようと操舵に加わったが、彼の力をもってしても無理であり、結局大渦巻きに船ごと呑み込まれてしまう。
能力値はSTR:18/90 INT:8 WIS:6 DEX:10 CON:14 CHR:6(ミノタウロスだし)
バーセル・ブライトブレード(C4)
スタームの御先祖様らしい。(もう一人、スタームの先祖としてはベダル・ブライトブレードという人物がいるということだが、それとの関連については資料不足のため不明である、親子という説もある。)
バートレム「Bertrem」(C5、L1、L6)
何という不覚!この重要な人物を忘れていたとは!パランサスの図書館の文人で、アスティヌスの秘書のような役割をしていたようだ。レイストリンを見つけてアスティヌスのもとへ連れていった。クリサニアの来訪の取次ぎもした。キティアラの侵攻の際は本を守ろうと大活躍した。年代記に名前が載ったことを喜んでいる。
パトリック(C5)
ソラムニア騎士。「大司教の塔」でスタームと共に戦った。いかめしくて真面目な性格で、同輩のマーカムと好対照をなしていた。ローラナが指揮官になることに異議を唱えた。
バラク(L2)
熊皮の男。クァラスの密命により、キャラモンを闘技場へ送るように仕向けた。それは一見成功したかに見えたが、実はフィスタンダンティラス(レイストリン)に見抜かれていた。
パラダイン「Paladine」(C1〜)
善の最高神。しかし、老人ボケ魔法使いフィズバンの姿でうろつき回っていたのを見るととてもそうは思えない。世界の危機というのにボケていられるのは一種の余裕なのなのかもしれないが・・・、それにしてもお茶目。
ハリー・スナグル(L2)
イスタルでかなり昔に処刑された死刑囚。処刑の直前に「これだけの人がみんなせっかくの休日をあきらめておれの送別をしに来てくれたんだ」と看守に言った立派な男。
バルプ大王ファッジ一世「Highbulp Phudge T」(C1)
ザク・ツァロスの廃墟に君臨するどぶドワーフの王。ドラゴンを追い出して再びザク・ツァロスをどぶドワーフの楽園とすべく、無い頭をひねっていた。そこへタニスたちが来たので彼らを利用してドラゴンを殺させようと画策する。結果的にそれは成功し、ザク・ツァロスのどぶドワーフの王としての地位は安泰となった。タニスたちが使った「陛下」という言葉をいたく気に入ったらしい。後にブープーと結ばれる(^_^;)。なかなか秀逸なキャラクターであった。
蛮人(L2)
本名不明。リヴァーウィンドを髣髴させる剣闘士。キャラモンに誤って殺されてしまう。
ヒューマ「Huma」(C1〜)
シルバードラゴンに股がり、邪竜勢を一掃した伝説の英雄。名前だけなら誰でも知っているが、詳しいことについてはほとんど知られていないようである。英雄伝の「ヒューマの伝説」では結構悲惨な最期をとげているが・・。
能力値はSTR:18/56 INT:8 WIS:14 DEX:16 CON:15 CHR:13(知勇兼備というわけではなかったようです)
ファイアフラッシュ(C5、L5)
ブロンズドラゴンのキルサーの通称名。
フィスタンダンティラス「Fistandantilus」(C1〜)
ものすごく強い魔法使い、若者の精気を吸い取って数千年の歳月を生きている。次の生命の器としてレイストリンを選び、とりあえず前金分として生命力の一部を吸い取ったレイストリンの健康が大きく損なわれたのはそのせい)。彼のナイトブルーの表紙の呪文書はレイストリンが何よりも欲していた宝だった。パランサスの図書館には彼の呪文の書が多量に納められていて、レイストリンはそれを読むためにドラゴンオーブでテレポートを試みたのであった。彼の知識を得たレイストリンはそれを逆用して彼に接近し、逆にレイストリンに生命を吸い取られる。その後はレイストリン=フィスタンダンティラスということになる。それにしても物語中では全然フィスタンダンティラスの強さというものが伝わってこなかった、レイストリンとの対決シーンもイマイチ迫力不足だった。もっとも二人とも体力が無いからしょうがないか・・。
能力値はSTR:9 INT:18 WIS:16 DEX:15 CON:16 CHR:15(大魔法使いとして恥ずかしくない能力である)
フィズバン「Fizban」(C1〜)
ボケ老人のような魔法使い。レイストリンを見て思わず「フィスダンタン…」と呟く。ファイアーボールの呪文が好みらしい。タッスルホッフと馬が合い、「小さいことを行う大切さ」を伝える。パックス・タルカスのドラゴンから逃げる途中で転落し、死んだものと思われたが、ドラゴンマウンテンで再登場。その実体はパラダインの世を忍ぶ仮の姿だった。その後はホワイトストーン会議に乱入したり。ネラーカに向かうランス一行を妨害したり、行動その他があまりにも怪しすぎるというのに誰も本気で追求しようとしないのはおかしい。だからもし出会ったら一度襲い掛かってみよう!おもしろいぞきっと。
フェアル・サス「Feal-thas」(C3、T1)
ドラゴン卿。狼(多分ウィンターウルフ)を多数従え、狼の主とも呼ばれたらしい。エルフの戦士/魔法使いらしく炎の呪文を使ったり、剣でブライアンを倒したりした。エルフなのではあるが、なぜか髭が生えている(イラストが英雄伝に載っていた)。ローラナの色仕掛けにあっさりと引っ掛かって油断したところを倒されたらしい情けない奴。
能力値はSTR:18/35 INT:13 WIS:11 DEX:17 CON:10 CHR:8(弱いわけではないが…)
フェイカス(L1)
レイストリンの昔の魔法使い仲間。タッスルが知っているくらいだから余程ネタに使ったのだろう。多分できが悪い見習い魔法使いで、しょっちゅうレイストリンにコケにされていたと思われる。くじけずに立派な魔法使いになっていてほしいものである。
フェラーガス(L2、4)
北エルゴス出身の剣闘士。イスタルの闘技場でキャラモンと共に戦った仲間。本来ならばフィスタンダンティラスの将軍になってた筈の男。ところが歴史が変わったため、最後の闘技で赤ミノタウロスのトライデントに突かれて死んでしまうことになった。
不思議なウェイラン(C2)
ティカの父、大道芸で幻術を見せていた。本物の魔法使いであったかどうかは不明だが、レイストリンが魔法使いを目指すきっかけになった人物であることは確かである。その後謎の失踪を遂げたとある。
フューマスター・トード「Fewmaster Toede」(C1〜2、6、T2)
ドラゴン軍の下士官として物語の序盤で大活躍したホブゴブリン。タニスたちを捕えてパックス・タルカスへ護送する途中、エルフの襲撃を受けて転進。その後、セスタンとベレムを捕えてヴェルミナァルドのご機嫌を取ろうとするが失敗する。しかし、どう言う理由か不明だが、なんとヴェルミナァルド亡き後、後任のドラゴン卿に任命されてしまう。そして、ケンダー郷方面の司令官としてフロットサムに赴任するが、狩りに行ったとき、ケンダーの計略にはまって死亡する。(最期まで笑わせてくれました)
能力値はSTR:16 INT:8 WIS:11 DEX:10 CON:16 CHR:6(弱くはない)
ブライアン・ドンナー(C3)
ソラムニア騎士。ローラナたちと氷壁へ向かうが、ほとんど何の印象も与えないうちに戦死した。
ブラック(L3)
「鋼鉄足」の部下。「鋼鉄足」にレイストリンの喉をナイフでかっ切ってみろと言われるが、怖じ気付いて断わった。多分、キャラモンが「鋼鉄足」を倒した直後に逃亡したに違いない。
フリント・ファイアーフォージ「Flint Fireforge」(C1〜6)
不平屋の老ドワーフ。5年間の旅の途中、どぶドワーフにはひどい目にあわされたらしい。タッスルとは良いコンビだった。馬と船が苦手(この類いの好き嫌いがはっきり出ていたのは彼くらいのものであった)、馬についてはアレルギーがあると本人は言っていたが、例のグリフォンのたてがみの兜の一件でも知られているように、気のせいなのである。とはいっても、無理矢理船に乗せられたりしたことは彼の寿命を縮めた原因になっていることは否定できない。かくして無理がたたり、「神宿り」で息を引き取ったわけである。そして彼はレオルクスの鍛冶場のそばの木陰で木彫り細工を楽しみながらタッスルを待っているのである。
能力値はSTR:16 INT:7 WIS:12 DEX:10 CON:18 CHR:13
フレーム・ストライク(C2)
年老いた雌のレッドドラゴン。かつてのドラゴン戦争のときにも既に老齢であり、自分の子どもたちがドラゴンランスの犠牲になる光景を目の当たりにして気がおかしくなる。そのためか、パックス・タルカスの囚人の子供たちを自分の子供と信じていた。ヴェルミナァルド卿の「子供たちを滅ぼしてやる!」という声に我を忘れて逆上し、エンバーに飛び掛かって行き、相討ちになる。
ブープー「Bupu」(C1、L1、5〜6)
女どぶドワーフ。チャームの呪文がきっかけでレイストリンに惚れてしまう。レイストリンの欲しがっていたフィスタンダンティラスの呪文の書を届け、彼の祝福を受ける。その後、レイストリンが弱者には優しいという証明として、タッスルが連れてきた。キャラモンをバルプ大王そっくりだと素直な感想を言ったりした。さりげなくキャラモンの立ち直りに影響を与えているかも。ウェイレスの塔ではタッスルやキャラモンには同行せず、ザク=ツァロスに帰されたようだ。未来の世界ではウェイレスの森を前に力尽きていた所をキャラモンとタッスルに発見された。レイストリンの心を開く鍵のような存在である、実際最後の場面で倒れたクリサニアにブープーの幻をレイストリンは見ていた。その意味するところは?。後にバルプ大王の妻になる。ということはキャラモンに言ったセリフって褒め言葉だったのか?
能力値はSTR:15 INT:8 WIS:10 DEX:16 CON:15 CHR:9(15)
ヘデリック「Hederick」(C1〜3)
シーク教の僧侶でソレースの祭司長。ヴェルミナァルドに協力してソレースを牛耳っていた。ゴールドムーンの歌に怒り、杖を取り上げようとして暖炉に突っ込み、人間松明になる。そこをゴールドムーンから杖を借りたタッスルに殴られたが、杖の不思議な力で火が消えたばかりか火傷まで跡形もなく治ってしまう。火傷を治してもらったにもかかわらず彼はゴールドムーンを魔女と罵り、火の中に手を突っ込む。その後ドラゴンがソレースを焼き討ちしたときヴェルミナァルドは功労に報いて、彼を真っ先にパックス・タルカスの奴隷鉱山に送りつけた。タニスたちが救助に来たときもまだ反省しておらず、相も変わらずゴールドムーンを魔女よばわりしていた。そして、エリスタンがまことの僧侶になって民を導くようになっても悔い改めることもなく、トルバルディンでもぶつぶつ文句ばっかり言っていた。なんだか過去を描いた小説ではかなりの悪党とされているが、所詮は小物である。
能力値はSTR:14 INT:17 WIS:15 DEX:12 CON:15 CHR:16(本当かと思うくらい過大評価な能力値だ)
ベレム「Berem」(C2、4〜6)
永遠の男。胸に緑色の宝石が埋め込まれている。かれこれ三百年近くの間、暗黒の女王に追われている、彼は埋め込まれた緑宝石のせいで死ぬことがない体になっている。パックス・タルカスでエーベンと共に崩れた門の下敷きになっても生きていたのもそのせいである。その後、婚礼の席に顔を出し、やがてペレチョン号の操舵手として現われる。そこでタニスたちと共に渦巻きに呑み込まれ、正体が明らかになるのである。そして、タニスたちとネラーカへ行き、妹のジャスラと再会して暗黒の女王を封印するとともに自らの呪われた生に終止符を打ったのである。質問されないため、口がきけない振りをしていた。(物語中もっとも謎の多い人物。ジャスラの項も参照してくれ)
能力値はSTR:13 INT:15 WIS:14 DEX:12 CON:14 CHR:13(死なないのであまり関係ないかも)
ホーンフェル「Hornfel」(C3)
ハイラー・ドワーフの領主。「カーラスの槌」の帰還によってトルバルディンの王になる。パックス・タルカスからの避難民を受け入れることを承知した。アルマン・カーラスとの関係は不明。
ポルシオス・カナン「Porthios」(C2、4〜5)
ギルサナス、ローラナの兄。クォリネスティの次期指導者。傲慢で自尊心が強く、情に薄い。ものすごくいやな性格の奴だが、これはおそらく幼少時にギルサナスやタニスにからかわれ続けたことも影響しているのだろう。物語中で嫌いなキャラクターを選べと言われたら、文句無くこいつを挙げるだろう。でも、セカンド〜などの話によると大分丸くなったようである。アルハナと結婚してこれからというときに、ラシャスのクーデターで追放されてしまった。本人の弁を聞きたかったのだが…話下手なようで。
能力値はSTR:18/45 INT:14 WIS:10 DEX:15 CON:16 CHR:17(さすがに優秀である)
マイケル(L3〜4)
ガリクのいとこ。レイストリンの命令で、ぶっ倒れるまで天幕の前に立っていた。ほとんどアホに近いくらいの忠義者である。キャラモンの命で、ガリクと共にパックス・タルカスへ向かった。
マイケル・ジョフリー「Michael Jeofrey」(C4〜5)
ソラムニア騎士。グンター、アルフレッドと共にスタームの騎士審理を担当した。比較的グンター寄りの若手騎士であり、エルフたちがドラゴンオーブを奪回しようとしていることをグンターに伝えた。後にグンターの代理としてカラマンの「春の曙」祭に出席した。
能力値はSTR:12 INT:14 WIS:14 DEX:14 CON:16 CHA:16
マーカム(C5、L5〜6)
ソラムニア騎士。「大司教の塔」でスタームと共に戦った。陽気でおおらかな若者だが、勇敢さには節操がなくほとんど出たとこ勝負であてにならないとローラナは言っている。キティアラのパランサス侵攻のときはパランサス駐留の騎士の最高位として登場。最終決戦前はブランデー(以前はワインだった、どちらにしても酒好きらしい)をあおってばかりいたが、取り乱すこともなかった。ソス卿とその部下たちの軍団に突撃して戦死したらしい。(『戦記』と『伝説』の両方に出てはいるが、もしかしたら別人かもしれない)
マクェスタ・カル=ソン「Maquesta Kar-thon」(C4〜5)
ペレチョン号の女船長。北エルゴスの黒い肌の海洋民族の一人。ウィリアムの紹介状によってタニスたちを乗船させた。鮮血海の大渦巻きに船ごと呑み込まれて行方不明になる。タニスをハーフエルフと見抜くがこれには理由がある。じつは裏設定ではマクェスタはハーフエルフなのである。
能力値はSTR:15 INT:11 WIS:13 DEX:18 CON:16 CHR:13
マータフルール(C2)
パックス・タルカスの年老いた雌ドラゴン、フレームストライクの本名。
マリゴールド(L1)
サドーラの使い魔の名前らしい。食後のデザートとしてはネズミがお気に入りなのか?(はたしてどんな使い魔なのであろうか?興味がある)
マリッタ(C2)
パックス・タルカスに捕われていた囚人の女たちのリーダー的存在。体格の良い肝っ玉母さんのような人。タニスたちに協力し、彼らを鉱山まで案内した。
ミシャカル「Mishakal」(C1〜)
癒しの女神。いにしえの善の神々のなかで最初に復活した。ゴールドムーンはミシャカルの僧侶であり、彼女に託されたプラチナの円盤こそ全ての善の神々の復活の鍵となる聖宝であった。ちなみにミシャカルはパラダインの妻である。
ミュララーサ(C3)
アルハナ・スターブリーズの愛称というか称号。意味は「夜の王女」。彼女の漆黒の髪に由来するらしい。考えてみれば黒髪のエルフというのはファンタジー一般の認識からすれば珍しい設定である。ここにもドラゴンランスの微妙な「外し方」が伺える。
ミル・カン=ソン(C4)
第二回ホワイトストーン会議の北エルゴス代表。浅黒い顔に、鈍色の髪と巨人並みの腕をもった男。ソロスタランの発言に対し、こぶしをふりたて、語気荒くグンター卿にささやきかけた。(表現が変)
森の長(C1)
闇の森の長。ユニコーンである。ヒューマの話をしたところからすると、少なくとも1000年以上生きていることになる。もしかしたら先代、先先代の森の長の時の話かもしれないが。ともあれ闇の森の話はドラゴンランスのエピソードのなかでは最もファンタジー色が強いと思う。読者サービスかな?
ユスタリウス「Justarius」(L1)
赤ローブの最高位の魔法使い。クリサニアとキャラモンを過去に送ることに同意した。キャラモンをパー=サリアンの研究室へ案内する。ブープーをザク・ツァロスへ送還したあと、キャラモンをパー=サリアンの研究室へ案内するが、ネズミに変身したタッスルに気付かずに研究室まで一緒に連れていってしまいケンダーを過去に送り込むきっかけをつくってしまう。魔法使いにしてはマヌケである。しかし、こいつがパー・サリアンの後を継ぐのである。
能力値はSTR:14 INT:17 WIS:14 DEX:16 CON:13 CHR:12(マヌケと言ったのは失言でした…。あれは神(作者)のせいだったのですね。)
ラアグ「Raag」(L2)
アラックの相棒のオーガー。オーガーにしては知性的である。最後の闘技で熊に変身したキイリに首を噛まれて死亡した。
能力値はSTR:18/79 INT:5 WIS:6 DEX:12 CON:13 CHR:6(でも数値的に見れば普通のオーガー)
ラウンス(L6)
浮遊城塞でタニスたちが出会ったどぶドワーフ。浮遊城塞のコントロールルームの場所を教えなかった。その後タッスルから浮遊城塞を譲ってもらい、仲間と共にそこに住みついたらしい。
ラガート・クナッグ「Raggart Knug」(C3、T1)
氷原の民の僧侶。スタームやローラナたちと氷壁城に乗り込む。ローラナにフロストリーヴァーを与えて、フェアル=サスを倒す手助けをする。このときエリスタンの真の僧侶としての力を知り、パラダインの僧侶になる。また、ローラナたちの活躍を歌にして人々に伝えた。
ラドンナ「Ladonna」(L1)
黒ローブの最高位の女魔法使い。六十歳代だが、魔法によって三十代の若さを保っている。クリサニアとキャラモンを過去に送ることに反対するが、自分の地位がレイストリンに奪われかねないことを指摘され、しぶしぶ承知する。パー・サリアンとかつては恋愛関係にあったのかも知れない(注釈によると本当だったらしい)。
能力値はSTR:9 INT:18 WIS:16 DEX:18 CON:12 CHR:18(知性と魅力はさすがにすごい)
ラーフ(L1)
「憩いのわが家」亭で雑用係として働くどぶドワーフ。非常に頭が良く(どぶドワーフにしては)、こぼれたビールは雑巾で拭くより、舐めて掃除したほうが経済的であることを知っている。ティカには「デズラよりずっとまし」とまで誉められる。でもどぶドワーフが店員の酒場なんて嫌だよ。
リターク(C1)
シーク教徒のソレース警備兵。ティカがジョッキを落とした音に驚いて剣を抜いてしまった。
リヴァーウィンド「Riverwind」(C1〜)
ケ=シュの貧しい羊飼いの息子。族長の娘ゴールドムーンと恋におちる。しかし家が貧しいうえに、部族の神々を信仰せず、いにしえの神々を信仰していたため、結婚を反対され探索の旅に出される。この旅で持ち帰った青水晶の杖こそまことの神々の帰還の証であった。他種族と魔法使いを信用しない無口な男であったが、冒険を続けるうちに徐々にタニスたちと打ち解けていった。ドラゴンのブレスをまともに浴びて真っ黒焦げになりながらも、癒しの魔法の証となって生還したのがすごい。また、ヴェルミナァルドとの戦いではナイトブリンガーの暗闇攻撃に対して冷静に対処した。でも、どうしても地味な印象が拭えない。ゴールドムーンと結婚し、一男二女をもうけている。「伝説」では子煩悩な父親ぶりを発揮。「他人の戦いをを代わってやることはできない」と、キャラモンのことで悩むタニスに忠告する。また、クリサニアは狂っているとも言っていた。結局「伝説」では顔見せ程度だった。
能力値はSTR:18/35 INT:13 WIS:14 DEX:16 CON:13 CHR:13
ルシエン「Lucien」(C6)
タカールのドラゴン卿。ネラーカの混乱の中、キティアラに殺された可能性が大きい。なぜかカードゲームにはしっかり登場。でも顔の絵がない・・。
レア(C2)
「憩いのわが家」亭の料理人。調理場がドラゴンの炎にやられたとき、調理場から飛び出して椅子に沈みこんで泣いた。(女性である)
レイストリン・マジェーレ「Raistlin Majere」(C1〜)
いじめられっ子の逆襲を地でいったような男。精神のねじ曲がりは筋金入り。ひねくれた最大原因として考えられるのは、やはり兄のキャラモンのせいだろう。この能天気な兄は、レイストリンを守るべきひ弱な存在としてしか見ていなかったのではないか、常に半人前扱いされてはプライドが傷つかない方がおかしい。魔法を学んだのも兄に一人前の存在として認めてもらいたいがゆえだったのだろう。しかしキャラモンは魔法を「おまえのささやかな十八番芸」という感じでしか見ていなかった。だからしょっちゅう「兄さんは馬鹿だ」と言ってたのだろう。魔法の才能は確かに非凡で他の見習い魔法使いよりもずっと優秀だったらしい。しかしそれを鼻にかけすぎて仲間に嫌われ、ついたあだなが「陰険男」。(「双子の大審問」より)。ドラゴンランスのストーリーでもキャラモン以外の一行には常に不信と警戒の目で見られていた。タニスも「このグループでおれが信用してない者がいるとすれば君の弟とあの老人(フィズバン)だ!」とキャラモンに言ったほどである。それでも超然とした態度をとり続け、ゴブリンを眠らせたり、どぶドワーフたち(特にブープー)を魅了したり、パーティーの危機を幾度となく救っている。また、フィスタンダンティラスの意識がまれに表に出るときもあり、その時の記憶はないらしい。ドラゴンオーブを得たことにより、魔法の力の追究に専念することを決意し、キャラモンたち一行を見捨てるように去った。パランサスの図書館で文字通り必死に呪文書を解読しようとしているとき、ついに自分の中に潜むフィスタンダンティラスの知識に気が付く。そしてネラーカでは黒ローブの魔法使いとして登場。暗黒の女王に協力すると思いきや、自分の野望を優先させてアリアカスを殺させたり、女王封印を影から支援したりする。とりあえずかつての仲間に「借り」を返した後、黒魔法を極めるべくパランサスの上位魔法の塔へと向かった。頭は確かに良いが、自分が一番利口で神にも勝てると思ったところがやはり少し間抜けである。それはフィスタンダンティラスの知識を獲得しても全然変わらなかった。もっとも彼は魔法使いへの道を選んだ時点で人生を誤っていたのかもしれないのだからしかたがないが。しかし結局はキャラモンに一人の人間として認めて欲しいという思いが彼の性格の原点となっているといえよう。弱者に愛情を注ぐ部分が彼の美点としてよく挙げられている。いわゆる、「ひねくれてはいるが、根はいいやつ」ってことなのだが、その良い部分を自分の弱さだと思って押さえつけていたような気がする。最後の場面でのブープーの幻は、押さえつけられていた「やさしさ」の目覚めの暗示なのかもしれない。最後の最後に彼はやっと素直になれたのかも・・。とかいってまた「夏の炎の竜」で復活するし・・。でも魔力は失ってたようである。最後はどうやらパラダインと共に別の世界に去ったようだ。
能力値はSTR:10 INT:17 WIS:14 DEX:16 CON:10 CHR:15(インテリジェンスが最高値でないし、ウィズダムも今ひとつ。そこが詰めの甘さになっているのかも)
レオルクス「Reorx」(C1〜)
鍛冶の神。灰色石を創り出し、ノームやケンダー、ドワーフなどの種族の誕生に関わった。このためドワーフに信者が多い。フリントやタッスルが良く感嘆の言葉に使っていた。でもアバターはダウガン・・。
レガール・ファイアーフォージ「Reghar Fireforge」(L3〜4)
フリントの祖父。ダンカンとの交渉決裂によりドワーフゲイト戦争ではキャラモンの側について戦った。しかし、デュワーにそそのかされて単独でトルバルディンへ進軍していってしまった。丈夫で長命の家系の出であったが、妻の家系が心臓が弱かったためフリントにもその影響が出てしまった。
能力値はSTR:17 INT:10 WIS:8 DEX:126 CON:14 CHR:12
ロガー(C5)
カラマン近くの漁村の漁師の子供。浜に漂着したタニスたちを発見し、父親に知らせた。「聖域の銀竜」の巻末註に名前の由来が載っている。
ロラック「Lorac Caladon」(C3)
シルバネスティの「星の評議長」。「大変動」の直前、フィスタンダンティラス(レイストリン)にドラゴンオーブの使い方を教わって、シルバネスティに持って帰る。そして三百五十年後、ドラゴン軍が侵攻してきたときにドラゴンオーブを使おうとしたが制御できず、カイアンブラッドベインの演出でシルバネスティを悪夢の地にしてしまう。そして、再びレイストリンによってオーブの呪縛から解放されるが、衰弱がひどく、娘のアルハナに見看られて息を引き取る。
能力値はSTR:13 INT:12 WIS:7 DEX:14 CON:7 CHR:12(エルフの王としては物足りないなあ)
ローラナ「Laurana」(C2〜)
ソロスタランの娘。ポルシオス、ギルサナスの妹でもある。タニスを追ってパーティーに加わるが、世間知らずの娘にとっては恐るべき環境の変化だったらしく、すっかり性格が暗く変わってしまった。若く、美しく、しかも高貴な家の出身ということで「黄金の将軍」に祭り上げられるが、王女様の時代の無邪気な微笑みは影を潜めてしまった。精神的な成長をしたことは間違いないが、タニスが重病という情報にはさすがに冷静ではいられず、(ワナだとは思いながらも)こっそりとキティアラの元へ向かってしまう。当然ながら彼女は人質にされてしまったが…。この行動がタニスの心を決めたのかもしれない。
能力値はSTR:13 INT:15 WIS:12 DEX:17 CON:14 CHR:16(ソロスタランの一族は皆優秀だなあ)
ローラランサラーサ「Lauralanthalasa」(C2〜)
ローラナの本名。舌を噛みそうである。キティアラはわざとらしくそういう言い方をしてたなあ。
ロラローン「Loralon」(L2)
シルバネスティエルフの僧侶。クァラスとの抗争に破れ、イスタルを追われる。その時代では数少ないまことの僧侶であった。「運命の夜」にデヌビスを迎えに来た。また、クリサニアも連れていこうと試みるが拒否される。このとき彼はクリサニアにこう語った「この次あなたがはっきりと見えるようになるときは、あなたの目が闇にくらまされた時なのです」と。その後、ランスの戦争中にシルバネスティに現われたという記録がある。おそらくパラダインのいる世界に行っていたのだろう。
ロルフ(L2)
イスタルの剣闘士。キャラモンと直接戦うことはなかったが、いずれにせよ「大変動」に巻き込まれたのは間違いない。
ワンダラー(C2)
リヴァーウィンドの祖父。いにしえの神々を信仰していたため、部族から追放処分を受けていた。
ワーリッシュ「Wyrllish」(M9)
サンクションの地下でドラコニアン製造をしていた三人組(?)のうちの一人。おそらくタキシスの僧侶。たぶんギルサナスたちに倒された。
能力値はSTR:12 INT:14 WIS:15 DEX:9 CON:14 CHR:5
アプー
ガルガス島の住人
アリアカン(2nd、SMF)
アリアカスの息子。ソラムニア騎士の捕虜となるが、それを利用してソラムニア騎士団の長所と欠点を学び、更正したふりをして釈放されると、辺境の地で密かにタキシス騎士団を結成し、再び暗黒の女王の復活計画を進めている。
アルフ(SMF2)
パランサスのどぶドワーフ。スティールたちにケイトの店の場所を教えた。結構悪知恵が働くタイプ。スラグとも言っていた。どちらかは偽名かも。
アルマヴィル(T5〜物語の核へ)
ランスの英雄達と一緒に冒険したとノーム達に信じられているノームの詩人。ノーム達は彼が意図的に伝説から抹消されたと主張している。たしかにランスの英雄達にはノームだけは入っていなかった(ケンダーすら入っていたんだぞ!こんな理不尽なことがあるか!?)。
アンベリル(T3、2nd〜レイストリンの娘)
伝説によれば、大審問直後のレイストリンと運命的な出会いをし、娘を産んで息絶えた美しい女性。その実体はいにしえのオーガーの一種族「イローダ」であった。イローダは変身能力を持つため美しい女性の姿で現われたが、真の姿は青から緑の肌をしたスリムなオーガーとしか言い様が無い。
イエロー=アイ
カラス。恐らくはキャサリンの使い魔。パリンを嘴でつついてキャサリンのことを忘れさせた。
イエンナ(SMF1)
ユスタリウスの娘で、ダラマールの愛人でもある赤ローブウィザード。「レイストリンの娘」ウーシャの出現をダラマールに知らせた。
猪首のニック(T1〜鮮血海の怪物)
パン屋の主人。パンを盗んだデューダーを追いかけた。あだ名からするとかなり体格のいい男らしい。また、フィスクによると嫌われ者らしい。
ウィルヘルム(2nd)
大司教の塔駐留のソラムニア騎士。かつてのデレクのように融通の利かないタイプらしい。
ウーシャ(2nd、SMF)
アンベリルとレイストリンの娘といわれている。サマーフレイムでは重要な役割を持つキャラ。パランサスに送り出され、タッスルと出会い、レイストリンの娘の伝説を聞かされる。イエンナに連れられ、上位魔法の塔へ行き、ダラマールと会う。ダウガン(レオルクス)によってなぜか盗賊の修行をさせられる。従兄弟にあたるらしいパリンと出会い、恋仲になる。実際はイローダの島に流れ着いた人間の娘らしい。
ガダール「Gadar」(T1〜収穫)
悪(?)の魔法使い。若者をさらって生命力を吸い取っていた。しかしそれは自分のためではなく、病弱な息子を生き長らえさせるためだった。タニスとフリントに倒されるが、愛のために為した悪行は、彼らに苦い思いを与えた。使っていた魔法はフィスタンダンティラスと似ている。彼の呪文の書を手に入れたのかもしれない。ただし、設定では赤ローブ。
片目のケイト(SMF2)
タキシス騎士のキャサリンが使っている偽名。
カラマンの太守(SMF1)
本名不明。銀細工を生業とするハーフエルフ。タキシス騎士の来襲に対し、市民を守るために降伏した。
ガリク(T6〜掟に従って))
別名ただのガリク。「伝説」に出てきたガリクとは別人。ドラゴン軍の部隊に伝染病をうつして全滅させたエンガチョな奴。本当にパラダインに召されたのか?モルギオンじゃないのか!?
ガルガス
グレイストーンを捕まえ、逆にその魔力に翻弄され、常に姿を変え続ける羽目になったウィザード。ダウガンやパリンたちによって解放される。パリンの説得でちゃんと上位魔法の塔に出頭したのかな?
キャサリン(SMF2)
パランサスに潜入しているタキシス騎士。パリンとスティールがパランサス中心部に潜入するための手引きをした。片目のケイトという偽名で、魚市場に店を出している。ソラムニア騎士との決闘で片目を失ったとのこと。
キリ=ジョリス(神)
クリン世界における、「正義の戦い」の神(さすがアメリカ!)。パラダインを凌ぐ強力な攻撃力を誇る神。ソラムニア騎士が崇める3神の一人。
ギルサス(2nd〜わが子のために)
タニスとローラナの息子。行方不明となったローラナの兄ギルサナスから名前を貰っている。虚弱体質で頭痛持ち。クォリネスティの長老ラシャスに利用され、太陽の評議長に祭り上げられる。単に利用されるだけの情けないキャラのようだが、彼なりに考えがあってのことらしい。しかしサマーフレイムでは、結局のところ何にもしていない。
グラップ(SMF2)
パランサスの警備兵。
グロブ(2nd)
ホブゴブリン
ケリル(T3、2nd〜レイストリンの娘)
アンベリルの兄。アンベリルとレイストリンとの間に生まれた娘を引きとって育てているらしい。サマーフレイムに出てくる守護者(プロテクター)がそうではないかと思われたが、騙されました。
ゴーラス(T2〜毛むくじゃらの犬の尻尾)
ドラゴン軍の士官。「復習復讐だ!目にものを見せてやるぞ!」が口癖。現在は黒ローブウィザードに養われて何不自由のない生活を送っているはずである。
サマール(2nd、SMF1)
ポルシオス派のエルフ。クーデター時にはアルハナを身を挺して守り、サマーフレイムでは身重のアルハナの護衛を勤めていた。
サラ・ダンスタン
スティールの育ての親。
セクォール・トレヴァリン(SMF1〜3)
タキシス騎士の分隊長でスティールの上官。部下思いで、スティールを深く信頼していた。大司教の塔の戦いでカオスの怪物に倒される。とても悪の軍団の人物とは思えない。
スターム=マジェーレ「Sturm Arlis Elrohan Majere」(T4、T5、2nd〜受け継ぎし者、賭けるか?)
キャラモンの次男。あのスタームの名前を貰っておきながら、3兄弟の中で一番のお調子者である。サマーフレイムでは、まったく活躍する間もなく戦死(ひどいです)。
スティール=ブライトブレード(2nd〜キティアラの息子)
キティアラの息子。当然ドラゴン軍の士官で暗黒の女王の僕になったが、実は父親はあのスターム=ブライトブレードであり(キティアラはどうやら「闇と光」のエピソードでスタームをつまみ食いしたらしいが、あのエピソード内ではちょっと無理がある。作者の違いによる矛盾かな)、その奥には高潔な善の力も宿っている。タニスと同様、体の中に流れる2つの血(善と悪)に悩む(?)。結局母の仕えた暗黒の女王に父の精神で献身する道を進んだ。サマーフレイムでは大司教の塔での借りを返すため、捕虜となったパリンを護送するが、パランサスの塔で、扉を開こうとするパリンに遅れをとってしまう。これを恥じて、自ら出頭し、処刑を覚悟するがアリアカンは彼に名誉回復の機会を与えた。大司教の塔では死を覚悟して奮戦するが生き残る。彼を危険とみなしたリリスはしきりに彼を処刑したがったが、パリンが帰還したため、またも命は助かる。カオスゴッドとの戦いではパリンと共にクリン世界の崩壊の危機に立ち向かった。しかし結局世界の行方を決したのは…。
スラグ(SMF2)
パランサスのどぶドワーフ。警備兵に噛み付いたりした。本当の名前はアルフと言うらしい。
ゼボイム(2nd)
タキシスの娘。ドラゴン卿のアリアカスの愛人(?)になり、タキシス騎士団の創設者アリアカンを産む。海の支配者でもあり、非常に激しい気性をしている。彼女を怒らせると海に放り込まれるため、彼女の崇拝者は必ず泳げることが条件らしい。
ゾーナ(T2〜毛むくじゃらの犬の尻尾)
黒ローブの魔法使いでゴーラスの妻(^_^;)。
ダウガン=レッドハンマー(T5、2nd〜賭けるか?、SMF)
実はレオルクス。それにしてもクリンの神ってのはパラダインのフィズバンとか、何を考えているのやら・・。ある意味こいつが全ての元凶かも。
タニン=マジェーレ「Tanin Alontier Majere」(T4、T5、2nd〜受け継ぎし者、賭けるか?)
キャラモンの長男。タニスから名前の一部を貰った。兄貴らしく慎重に振る舞おうと努力しているが、弟達の暴走を結局は止めることができない。これも名前の呪いってやつか?いつも額に皺を寄せていそうなところがタニスに似てなくもない。サマーフレイムではいきなり死んでいる。
タローリン(T2〜トード長官の悲惨な狩り)
クローニンの部下。クローニンと協力(?)してトード卿を倒す。しかし、トードの部下であったグローグにしつこく追い回される。
タンダー
虎
ダンバー=マスターズメイト(T4、2nd〜受け継ぎし者)
白ローブの長。船乗りの家系に生まれたが魔法使いの道に進んだ。でも船乗りとしての修行も積んでおり、外見はかなりマッチョである。
ディサイダー(SMF1)
迫りくる脅威にグレイストーンを使って対抗しようとしたイルダ族のリーダー。何とはなしに「イスタルの神官王」との共通性が感じられる。自己への過信と肥大した恐怖に捕われた指導者の行動はいつも同じ方向に行くようである。現実世界の某国のアノ人もそうだが…。
デズラ@(SMF1)
憩いのわが家亭の女給。「ドラゴンランス」の時から働いている。アルハナのお産の手伝いをしていた。
デズラA(SMF1)
パリンたちの妹。おそらくは末っ子だと思われる。「憩いのわが家亭」の女給の名前をもらったらしい。かつてティカが「どぶドワーフ以下」と言ってしまったことの罪滅ぼしか?
デモゴーゴン(T1〜投げられた石)
デモン(悪魔)の王。ウィザードに召喚され、奉仕を強要されていた。タッスルの投げた石によって解放されて、ウィザードを道連れにアビスに帰った。本来はドラゴンランス世界の範疇からは外れる存在。
デューダー・バシラード(T1〜鮮血海の怪物)
こそ泥をしたせいでダークエルフになった奴。パンを盗んで追われていたところを漁師の老人「六本指のフィスクにかくまわれ、鮮血海の怪物を捕らえる手伝いをする。怪物に見逃されて命拾いをするが、鮮血海の怪物の歯を手にして一旗揚げようと港へ戻る途中で、怪物の餌食となる。
トッド・ウェインライト
トマス
ソラムニア騎士
トルグ(SMF1)
パランサスの牢獄の看守。捕われたウーシャがダラマールの話をしていたことをイエンナに知らせた。呪文にかかってとんでもないことになったことがあるらしい。
猫のピート
盗賊
パクシーナ
パーシヴァル・ネリッシュ(SMF1)
タキシス騎士との戦いで戦死した騎士の一人。この騎士は出身地と位が述べられてない。ちと気の毒。
ハバカーク(神)
クリン世界の海と動物の神。悪の海神のゼボイムに対抗する存在。ソラムニア騎士の崇める3神の一人。ハバカークのプリーストはクリンにおけるドルイド僧的な存在で、ドラゴンランス2巻などで述べられているドルイド僧とは彼らのことである。
早業のベット
女ドワーフの盗賊
パリン=マジェーレ「Palin Rintalaisin Majere」(T4、T5、2nd〜受け継ぎし者、賭けるか?、SMF1〜3)
キャラモンの三男。魔法使いの道を目指し、キャラモンに複雑な思いを抱かせた。そうは言いながら、レイストリンとパー・サリアンから合成した名前をつけるとこなど実はキャラモンは元々そのことを期待してたのでは?と思わせる。魔法の才能は高く、レイストリン(の魂)からマギウスの杖を譲り受けるほどである。パラダインから名前を貰ったともよく言われている。まあPaしか合ってないので、本人が良いと思う解釈をすればいいと思うが・・。
ハルム・エルハロップ(T1〜闇の夢光の夢)
バルフォールの街で、居酒屋「宣教師の堕落亭」を経営しているミノタウロス。罪を犯して故郷を追われてきたらしい。酒場の喧嘩も彼にかかれば、あっという間に収まる。豚鼻のウィリアムとシンクと共にドラゴン軍の砦に乗り込み、囚人を解放した。
ヒドゥケル(T5、2nd〜賭けるか?)
悪徳商人の神。彼にかかると暗黒の女王ですら手玉に取られるという。それゆえにレオルクスからグレイストーンを騙し取ったのも彼だと言われているが・・。彼を信仰する者は必ず悪徳商法をしなければならない(つまり不正な利益しかあげてはいけない)。結構つらいですね・・。
ファイアゴールド
ドラゴン
フレア
サラやスティールの騎竜となったブルードラゴン
ブロッサム
ガルガス島の住人
プロテクター(SMF1)
ウーシャはプロットと呼ぶ。彼女の保護者ということからそう呼ばれているイルダ族の男。ディサイダーの決定に異議を唱えたが、通らなかった。ウーシャに手紙を持たせてパランサスに送り出した。イルダの島崩壊のときにウーシャ愛用の人形を手にして息絶えた。
ヘイズ(SMF1)
カラマンの警備兵。タキシス騎士の来襲を太守に知らせた。
ホーラン・デヴィシュトール(SMF1)
パランサスの冠の騎士。タキシス騎士との戦いで戦死した騎士の一人。
マリゴールド(SMF1)
イルダの教訓話の例に挙げられた名前。美人で鏡ばっかり見つめているらしい。美しいイルダのなかでもさらに美しいってことか。スドーラの使い魔と同名ってのが何とも…。
モルギオン(T5、2nd〜賭けるか?)
レオルクスからグレイストーンを騙し取った神。常に隠れて陰謀をめぐらし、決して表舞台に出ることがない神と言われている。ゆえに他の神に化けて行動することも多いらしい。グレイストーンの一件も、彼がヒドゥケルに化けてやったことだそうだ。また疫病の神でもあり、ガリクの一件もどうも怪しい・・。
ヨーリ・ベック(SMF1)
ケルゴスの冠の騎士。タキシス騎士との戦いで戦死した騎士の一人。
ラシャス
クォリネスティエルフの長老。クーデターを起こし、ポルシオスとアルハナを追放した。
リリス(SMF1〜3)
タキシス騎士団の魔術師団(茨の騎士)長。闇卿とも言われる。元黒ローブウィザード。スティールの生まれを知ることから、彼を信用せず、裏切るのではと警戒していた。レイストリンを目の前にしたときは、彼のはったりに丸め込まれてしまった。
リンチのジョフリー
ルウェリン・アプ・エルサー(SMF1)
サンクリストのグタール出身の薔薇の騎士。タキシス騎士との戦いで戦死した騎士の一人。
レジナルド(2nd)
ソラムニア騎士
ローラ(SMF1)
パリンたちの妹。おそらくはローラナから名前を採ったと思われる。
ローランド(SMF1)
これもイルダの教訓話の例に挙げられた名前。妹の髪の毛を引っ張る癖のある兄らしい。名前はイルダっぽくないな。
六本指のフィスク(T1〜鮮血海の怪物)
親兄弟を鮮血海の怪物に奪われた老人。怪物を捕らえに鮮血海の中央にデューダーと共に乗り込み、怪物と対峙するが、彼もまた怪物の餌食となる。
ここに載せた人物(特にパックス砦の囚人の登場人物)は一種のパラレルワールドの産物と言えるかもしれません。従って小説等で起きた事例と一致しない場合も多いと思われます。
アンスラクサス(パックス砦の囚人)
いわゆるダイモーン(悪魔の一種)の親玉で、なぜヴェルミナァルドが召喚の巻き物を持っていたのかは謎である。
アンクル・タス(パックス砦の囚人)
ウィローのおじらしい。タッスルの言うトラップスプリンガーおじさんのようなもの。
ウィロー・ライトハンド(パックス砦の囚人)
女ケンダー。バーン・バレンシールドの仲間となる。なぜかミシャカルのメダリオンを持っていた。
エッサ(パックス砦の囚人)
クォリネスティエルフ。スラ・モリの探索の任務で、バーンに同行する。
キーガン(パックス砦の囚人)
バーンの弟。パックス=タルカスに囚われの身となる。
クリーバ(パックス砦の囚人)
バーンのいとこ。バーンが弟を救いに行くことを止めようとした。
バーン・バレンシールド(パックス砦の囚人)
ソレースのレンジャー。留守中にソレースがドラゴンの襲撃を受けたため、弟たちを救出するためパックス=タルカスへとのりこむ。名前は似てるがバーン・バニングスとは関係ないだろう、多分。
ホバース・バレンシールド(パックス砦の囚人)
バーン、キーガン兄弟の父親らしい。
ウォーレン・ウィンドサウンド(奪われた竜の卵)
サンクション近くの山中でドラゴン軍に抵抗してる。ギルサナスたちに協力した。
サイモン・カリツァール(奪われた竜の卵)
ギルサナスたちをサンクションに送り届けることを請け負った船の船長。
グナーフ(奪われた竜の卵)
ドラコニアン。フィズバンを逃がしたとドラゴン卿から怒られる。
グリーア(奪われた竜の卵)
シャドウピープルのリーダー。ギルサナスたちを牢獄から救い出し、ドラゴンの卵のところまで案内する。
シンバル(奪われた竜の卵)
年老いたコパードラゴン。サンクションの地下でだまされてドラゴンの卵の見張りをさせられていた。
ダルゴ(奪われた竜の卵)
シルヴァラの飼っていたエルフ犬。
ボリス・ギャルデック(奪われた竜の卵)
別名マッド・ボリス。ミノタウロスの海賊で、アリアカスの公認のもとで略奪行為をしていた。
ゴール=アン(ウェイレスの大魔術師)
オグルメイジ。幻影に騙されて囚われの身となっていたところをレイストリンに救われた。